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骨太の方針

最近のニュースでよく取り上げられている骨太の方針のまとめが佳境を迎えています。


「骨太の方針」とは

Wikipediaによると、

 現在では経済財政運営と改革の基本方針(Basic Policies for Economic and Fiscal Management and Reform)と呼ばれており、経済財政諮問会議にて決議する政策の基本骨格のことである。その発祥は小泉純一郎政権において「聖域なき構造改革」の着実な実施のために、同会議にて決議させた政策の基本骨格であった。

 骨太の方針とは、2001年6月に答申された「経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」の際に使われた言葉だったが、小泉首相の退陣後も「骨太の方針第○弾」として呼ばれ、政策の継続性が謳われている。


 この骨太の中に課題や施策として記載されると、来年度の予算を取りやすくなるため各省庁にとってここに記載できるかどうかが非常に重要になります。いくらやりたいことがあっても予算がないと何もできません。骨太の記載はあらかじめ財務省も見ているものなので、こんな予算は認められないという場合には事前に落とされているため、骨太に載った=予算確保ともいえます。なので、省庁だけでなく自治体や企業含め予算を使いたい側にも骨太に載りますか?というような質問が良く出るように、注目度がとても高いです。


 1月から諮問会議がスタートして、各分野の有識者がデータや現状を発表してそれらも受けて、優先度の高いものに絞って記載をしていくことになります。骨太本文の記載内容と大臣発言内容についての確認依頼が来て、場合にもよりますが持ち時間が数時間しかないということも多いです。意見を出した場合、「担当部署からの返事は21時以降になりそう」と夕方に連絡が来て、実際には日付変わっていたりします。この頃の担当者がどれくらい働いているのか私にはわかりませんが、3時とか5時とか平気でメールが来ています。代休ということもないでしょうから、大変そう。ただこれは予算にもつながるし終わりのある仕事だから、これ誰の役に立つんだろうみたいな仕事じゃないだけまだいいような気がします。


 今の仕事をするまでは、「骨太?聞いたことがあるような、ないような」というレベルだったので、こういう仕組みで動いてるんだという大きな流れが分かるとニュースで言っていることの意味が分かってきて興味を持てるようになりました。

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