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田中俊行氏を求めて~初単独イベントあべこべ編~

7月28日19時50分、私は手に汗を握っていた。
この日の20時は私にとって勝負の時だった。
Twitterにて突如告知された、田中俊行氏の初の単独イベント「あべこべ」は、驚異の先着60席。
チケットは7月28日20時から販売開始とのこと…。
こんなもん取得しないと死ぬまで後悔する!!!

以前から何度か田中さんへの愛を語る投稿をしているため、詳しくはそちらをご覧頂きたいが、とにかく私は距離感も金銭感覚もバグるくらいには田中さんを大尊敬し、愛しているのである。
そのため私にはこのイベントに行かないなんて選択肢はない。
つまり7月28日20時は何を差し置いてもチケット争奪戦を勝ち抜かなければならないのだ。
普段勝負事を嫌う私だが、この時ばかりは闘志を燃やしていた。
28日は朝起きてから20時までずっとソワソワして田中さんのイベントのことばかり考えていた。
可能な限りの対策を講じ、10分前からスタンバイをした。

そして20時ちょうど。
時計の針が動いた瞬間にアプリからチケットを選択し、私のできる最高速度でカード番号を入力する。
間に合えと祈りながら手続きを進めると、何とかチケットを取得することが出来た。
取得した瞬間に、賃貸にそぐわない絶叫をしてしまったため、隣人には申し訳なかったが、それだけ大歓喜だったわけだ。
こうして8月18日に大きな楽しみを控え、ワクワクの毎日を過ごすことになった。

(後からSNSを見ると、かなりの数のチケット購入が間に合わなかった方がいたようで、即完だったそうだ。本当に争奪戦を勝ち抜いていたという事実を後から知り、更にじわじわ嬉しさが湧き上がってきた。)


やっと迎えた8月18日。
私は、引越し準備や帰省など色々な事が重なり、休み無しで用事を詰め込んでいたせいで、出発前からかなり満身創痍だった。
それでも予告があってから約1ヶ月ほど何よりも楽しみにしていた田中さん初主催のイベントに参加できるのであれば、どんな状態だろうが関係ない。
仙台駅、東京駅、最寄りの広尾駅へと近づくにつれて足取りが軽くなって行くのを感じた。

そして着いた会場。
見上げると聖心女子大学の文字。
…ん?
スマホの地図上ではよくわかっていなかったが、どうやら大学の施設内に併設されているカフェのようなお店だったようだ。
驚きすぎて女子大生になったと錯覚した(していない)。

開場約15分前、ガラス張りの会場の奥には、田中俊行氏がいた。音は聞こえないが、入念にマイクチェックをしている姿が見え、ワクワクが止まらなかった。

そして18時45分、開場。
あまりない形態だが、早い者勝ちで入場できた。
たまたま入口付近にいたおかげで、かなり前の方で入場することが出来たので正直ラッキーだった。
座った席からの景色がこれである。

着席した時の景色

近い!!!!めちゃくちゃ近い!!!!!
神様ありがとう。こんな贅沢していいんでしょうか。
これから私はどう恩返ししていけば良いでしょうか。

目の前に広がる呪物たち。
見た感じかなりタイの呪物が多そうだった。
見た事ないもの、新しい物が多く、ついまじまじと見てしまう。
そしてチャーミー!会うの4回目だね!可愛いね!
何回みてもかわいいね!!!!!

そんな呪物たちに見惚れていると、ついに本日の主役、田中俊行氏が登場した。
素肌に呪物を身にまといハーフアップで登場した田中さんは、輝いてすら見える。
とにかく近い!近いの中でも近い!嬉しい!!
登場早々、やたらと詳しく「あべこべ」を話してくれた。
田中さんのイベントでよくある、あの全員半笑いの独特な雰囲気が私はかなり好きなので、笑ってるお客さんに「何笑ってるんですか」と問いかける田中さんをまた近くで見られたことが個人的にはかなり嬉しい。

オープニングトークにて、東京外から来た人と言われ、恐る恐る手を挙げると、田中さんが「お、どこから来られたんですか」とマイクを向けてくれた。
「仙台です」と答えると、どこからともなく拍手が起き、恥ずかしいような嬉しいような不思議な気持ちになり口角がガン上がりした。
また、チケットが即完だったことから、この会場にいる人は全員田中さんのことが大好きな人達ですからねという司会の人の言葉に、田中さんも僕を甘やかしてくれる人達ですからと言っていた。
当然首を大きく縦に振った。
これからもどんどん甘やかしていきたい。

田中俊行氏登場

イベント詳細に関しては、是非とも配信アーカイブを購入して見ていただきたいので、詳細までは書かないが、ここではざっくりした内容と感想を話して行けたらと思う。

まず何を話すか、新作怪談が沢山ありすぎて迷っている様子の田中さん。
お客さんからのリクエストを受け、「犬の霊道の話」をすることに。
私も田中さんの怪談の中でBEST5に入るくらいこの話が好きなのでニヤッニヤしながら聞いてしまった。
気になる人は、田中さんの著書「あべこべ」でもYouTubeチャンネル不思議大百科の動画でも楽しめるので聴くなり読むなりしてみてほしい。
その後にも聞きごたえのある京都の事故物件の話などを楽しんだ。

続いて、心霊写真のコーナー。
田中さんが自信満々で見せてくれた、タイトルコールと謎の爆発音。何度も何度もタイトルと共にバゴォーン!!という爆発音を聞かせてくれた。
そして名だたる怪談師さんから投稿された心霊写真。
会場のみんなで見ながら震えたあの時間は、今思い出しても愛おしい。
その中でも私は、男の人の後頭部に3人+1匹の犬の顔が写りこんでいるという写真がすごく好きだった。
幸せな家族のような構成で映り込み、犬に至ってはもうめちゃくちゃ可愛いのがたまらなく面白かった。
紹介の仕方も相まってもうエンタの神様みたいになっていた。

最恐のタイトルと謎の爆発音
後頭部に映りこんだ犬

その後は呪物紹介のコーナーを楽しんだ。
やはり見立て通り、先日のタイ訪問の際にGETした呪物が多かったようだった。
田中さんが充実したタイ旅行をしてこれたようでとても嬉しい。
そして新しくスナックのママ(ギャル)に聞いた話など激おもろ怪談を聞かせてもらい、配信パートはそこで終了のようだった。

配信パートが終わり少しリラックした様子の田中さん。
タイへ行った時の詳しい様子や、田中さんの呪物部屋で撮れた不思議な音声など、色々聞かせてくれた。
せっかく生で聴いたので私の特別感を失わないためにここでは詳しい内容を伏せるが、特別に画像を1枚だけ。

田中さんレントゲン

時間が押しているということで駆け足ではあったが、配信パート後は、自分たちだけに披露してくれているという特別感がとても嬉しかったので、充実感がかなりあった。

そして全行程が終了し、会場は拍手の渦に包まれる。
終了後、田中さんが物販に立ってくれて、サインや写真撮影に応じていた。
本当にこれは声を大にして言いたいのだが、田中さんという人は、どんなに忙しくても疲れていても、イベント中のファンサービスに余念が無いのだ。
もちろん魅力は沢山あるのだが、この点も大きな魅力の一つだと思う。
そこまでしなくても、と思うほどにサービス精神旺盛で、以前参加したサイン会の際も感じたことだが、改めて今回のイベントでも田中さんの優しさを実感した。
今回はチャーミーTシャツとステッカーを買い、写真を撮って貰った。
会う度写真を撮ってもらっているため、もはやツーショットコレクションと化している。
本当に毎回お話する度に元気を貰えるので、田中さんには感謝してもしきれない。
今イベントも大満足でワックワクのまま会場を後にした。

今回は時間も足りなかったようで、まだまだやりたいことがありそうだった。
私自身は今回のイベントで既に十分すぎるくらい満足しているのだが、イベント内で田中さんは、2回目、3回目…と成長していくイベントだとおっしゃっていたので、これ以上のイベントがあるのだとしたら参加する以外の選択肢は無い。
田中さんイベントチケット取得のためなら何度でも戦う。
これからも田中さんの人生や、イベントの成長をファンとしてずっと追いかけていきたいと、改めて思ったそんな素敵な一日だった。


後日公開することになると思うが、私の人生にとってかなり大きなものになるであろう、とあるイベントが10月にあるため、それまでまた地道に頑張っていこうと思う。

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