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トラぺジウム感想note(※内容ネタバレあり、原作小説はこれから読みます)

公開されてから約一か月経過した映画「トラぺジウム」、観てきました!
感想内容はネタバレ等と個人の主観なんでそこはご了承を…


1.結論と大まかな内容

まずは、結論から…
個人的にはかなり好きなアニメ映画の一つです。
原作小説はこれから読むのであれなのですが、
初めて「トラぺジウム」に触れる人でもシナリオが完結しているし、絵とかにも違和感もないので観やすいと思います。


内容に軽く触れると、主人公である東(あずま)ゆうは、アイドルへの憧れと「かわいい子は星のように輝けるんだ」という思いから自分と他人を巻き込んでアイドルをやりたい。そこで、千葉県南房総市の東西南北のかわいい子(知名度や活動内容を含む)を集めるところから物語が始まります。
メンツは、
南からはたまたま視察に行ってテニスつながりで会った華鳥蘭子
西からはロボット研究会で知名度のある大河くるみ
北からはたまたま本屋で会った小学校の友達(東は覚えてないw)亀井美嘉
彼女らを巻き込んでアイドル「東西南北(仮)」をやっていく

しかし、みんなアイドルへの価値観の違いや日常生活の急変から東以外は不安や違和感を覚える。
そこからは様々な事件や問題が起き、アイドル活動どころではなくなり、最終的には解散…

各々が今までの日常生活に戻る中、東だけは夢が途絶えて、今後のことを考え始める。が、何も思いつかないし自分自身がわからなくなる。
そこに、東西南北(仮)に関わってきたテレビ番組で自分たちのユニットの曲が入ったアルバムが販売されることになった。みんな、それを聞いて…

そこから数日して、みんながいつも練習していた場所に集まった。
各々、自分たちの夢をかなえるための行動や考えを打ち明け、東も自分の夢はあきらめたくないと再認識し、今後も友達であることを約束し、最後に宿題になってた曲の歌詞を提出し、「方位自身」が完成する。

時は進み、8年後。
みんなが夢をかなえ、久しぶりに会う…


と、いったところが主な内容になるかと。

2.内容に対しての感想

内容が不足しているところもありますが、
感想としては…
自分たちの夢をかなえるため、アイドルをやったという経験、
各々が抱える不満や価値観の違いがかなりリアルに描かれていると感じました。
これの原作著者が元乃木坂46の高山一実さんであることもあって、登場人物の感情や表現がリアルで面白いと思いました。
かなりネタバレを含みますが、途中環境の変化に追いつけないくるみが壊れます。そこから解散につながるのですが、壊れるまでの過程や壊れた瞬間の表情や行動がかなりリアルでちょっと心が痛かったです。

あとは、主人公の東が周りを見ず、自己満気味に自己中心的に感情を出し、すべてを壊す根源になるところも高校生ならではの描写だと感じました。
くるみが壊れたところを目撃した3人。そこに何とも思わず進もうとする東。2人に「アイドルなんだから当たり前じゃん」みたいなことを言った時顔が忘れられん。
実は、自分勝手に「やれて当たり前だよね?」って言った時の憎悪やら嫌味やらを混ぜ合わせた感情をCloverWorksのイラスト側が作り出す表情や表現が結構好きだったりする。それはまた別の話…

そして、アイドルユニット以外に出てきた登場人物も結構いいキャラやいい立ち位置してると思う。最近のアニメとかは減ってきたけど、登場人物として出てくるけど、お前なにした?みたいなキャラがいたりするけど、そういうのがなかったな。
みんなが夢とかに向き合ってる感じや巻き込まれてるけどこっちも利用するって感じでキャラがちゃんと生きてた。
こういうサブキャラが生きてるのは良アニメの証拠。

3.個人的に語りたいこと(ここは無視してもらってどうぞw)

ここからは自己満で語りたいことを語るんで無視しても構いません。

個人的にCloverWorksの作画だったりが結構好きで…
「青春ブタ野郎」シリーズ、「冴えカノFine」、「空の青さを知る人よ」、「アイドルマスター VOY@GER」にハマってるもので…

CloverWorksの特徴の1つで、登場人物が悔しくて泣いたり、憎悪や何かしらの感情が混ざり合った悪の表情をしている時の眉間にしわが寄った顔だったりが結構好きなんです。
なんか、表現がリアルなんですよ。シナリオも相まって、結構心にひびくんです。

あと、CloverWorksが使ってた3DCGの技術も気になる。
プリキュア?アイカツ?か、何かに使われてる3DCGだったような気がします。今回の映画「トラぺジウム」にアイドルってテーマがあるんで、ステージで歌って踊るシーンはそれを使ってたんですけど、3DCGから2D、逆もしかり。これに切り替わるところに違和感なくてシンプルにすげぇって思いました。
ぼちろもこれを使ってるのか?わからんけど観に行こうかな。

時々、3Dアニメでも気になったものは観るので(HELLO WORLDなど)質がいいものなら結構歓迎しますよ。

4.最後に

公開から1か月経ってるからもしかしたらそろそろ公開終わってしまうかもしれないけど、観ることをお勧めします。まあ、好みは結構人を選びそうですが…
元現役アイドルが描いた青春小説としてはリアルさやわかりやすさで楽しめると思います。時間がある方はぜひとも。

原作小説読んだら、その比較とかも追加で載せるかも…



余談

こうやって何かを鑑賞した時は今後、このnoteを使って語れたらと思います。
主に映画、ライブ(多分アイマスのみ)、読書感想でいくと思います。
そこら辺にいるただの社会人オタクの独り言を記すだけなので気ままにやっていきます。


5.原作読み終わっての感想

なんだかんだ2日程かけて読み終わった小説「トラぺジウム」。
どちらかにしか触れてない人、ぜひとも両方に触れてほしい。
それが第一感想。

私は、先に映画を視聴しています。
小説「トラぺジウム」は、文章で登場人物の主観や気持ち、描写などが綴られるからこそ、映画「トラぺジウム」で足りなかった登場人物の気持ちやそれぞれの思いをさらに理解できた。
さらに、小説は登場人物(主に東西南北)の性格や人物像が全然違った印象がある。特に、華鳥蘭子と亀井美嘉。華鳥蘭子は、映画だと思ったらすぐ行動、行動や発言自体が天然よりだった気がするが、だいぶ毒舌だった。
亀井美嘉は、はじめ読んでてくるみに会ってみたいという描写があり、一瞬「え?」ってなった。なんなら、映画のように普通の女の子ではなく、かなり静かめの性格であまりしゃべっていなかった。
あとは、東は夢に向かって猪突猛進だったというところは訂正かな。

しかし、小説だけだといろいろ足りない部分が発生してくる。
くるみと南と東の3人が集まってくるみのロボットコンテストを手伝う描写は省略されていたり、デビュー曲は「方位自身」であったり、そもそも番組企画が違っていてアイドルユニット結成&成長ドキュメンタリーではなかった。最後らへんはバッサリ切ったのか東は映画ほど落ち込んでいなかった。
そう考えると、小説で足りない部分は今回の映画で補完して一つの作品になっていると思った。

小説もそこまで文字数あるわけではないし、映画見てて小説読んでない人はぜひとも触れてみてほしい。意外と映画での行動に納得出来たりするから。


ということで、「トラぺジウム」の感想でした。

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