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呪いによる死は存在する!?

友人
「今度行く出張先に、有名な心霊スポットがあるんだって。元ホテルだったらしんだけど、そこで不審な死が続いた事により経営が傾いて、ホテルのオーナーがロビーで首を吊って…。」

キュイ
「ぅわぁ〜!!そういう話、苦手キュイ!キュイ〜!聞こえない、聞こえないキュイ〜!」

友人
「今まで霊の仕業の殺人事件なんてないのに、なんで怖いのさ?霊なんていないでしょ〜に。」

キュイ
「そうなんだけど、昔から苦手なんだキュイ💦ちなみに、“呪いによる死”は存在するキュイ」

友人
「何言ってんの?そういうオカルト嫌いじゃなかった?」

キュイ
「オカルトの話じゃなくて、ノーシーボ(ノセボ)効果の事キュイ」

友人
「思い込みで死んだりするぅ?都市伝説でしょ?」

キュイ
「500年くらい前の文献にこういうのがあるキュイ。スペインの探検家のカペサ・ア・バカって人が、モロッコ人のエステバニコら仲間数人とともに旅の途中、アメリカ原住民社会に出会ったキュイ。原住民の多くは、この異邦人たちには超自然的な癒しの力があるにちがいないと、その変わった出立ちから勝手に信じ込むようになったキュイ。」

友人
「あ〜、ありそう」

キュイ
「で、全財産を差し出して、病気を治してくれるようにと懇願する村人が出てくるようになったキュイ。」

友人
「それで、悪徳霊化商法を始めちゃったの?ww」

キュイ
「そんなワルじゃないキュイwwでも、村人達があまりにも必死だから、探検隊は困っちゃって、彼らの上で十字を切り、息を吹きかけて、“主の祈り”と“アベマリア”を唱え、形だけつけてみたキュイ」

友人
「そしたら、村人達は、身体がすっかり治ったと言いだしたんだ?」

キュイ
「お見事キュイ!その出来事があってから、探検家達は大勢の人にまとわりつかれて、そばに来て触ってほしいという願いは膨れ上がったキュイ。彼らはそれはしつこくて、つきまとうなと説得するのに、3時間はかかったそうキュイ。」

友人
「心霊治療とプラシーボの良くあるパターンだね。」

キュイ
「そんな事が続くなか、ある部族がこのスペイン人たちに向かって、どうか帰らないでくれと頼んだ時、カベサ・デ・バカとその仲間はついに怒り出したキュイ。すると奇妙なことに、何人もの人が病気になり、翌日には8人もの死者が出たんだキュイ。」

友人
「う〜ん。嘘っぽいけど、あり得るかも。」

キュイ
「このことが知れわたると、原住民たちは、探検隊を恐れるようになったキュイ。彼らの姿を見ただけでも、死ぬほど怯えて、どうか怒らないでくれ、もうこれ以上死者を出してくれるなと想願したそうキュイ。」

友人
「願っただけで人を殺す力があると信じ込んでたら、そうなるかもね。う〜ん、呪いによる死も、あるのかも。」

キュイ
「信じるか、信じないかは、アナタ次第キュイ!(・∀・)キリッ」
                     fin.

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