写真を撮って欲しい時には…!?
観光地などで写真を撮ってもらいたい時、あなたは自分から誰かにお願いするキュイ?
それとも、キョロキョロするなどして、“写真を撮ってもらいたいアピール”で誰かから声を掛けてもらうのを期待するキュイ?
どちらが正解なのか、これからお話しするので、ご参考にどうぞキュイฅ(=• ·̫ •ฅ=)♡
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お隣同士で仲良しの佐藤家と高橋家は、コロナも落ち着いてきたので、揃って大阪に家族旅行に行くことにしたキュイ。
みんなで道頓堀でタコ焼きを頬張ったあと、定番中の定番、通称“ひっかけ橋”でグリコの巨大看板を背に、それぞれの家族は記念写真を撮ることにしたキュイ。
佐藤は、両親と姉と弟の4人家族。父親がスマホで写真を撮ってもらおうと、近くの2人組に声をかけようとした時、姉が制止したキュイ。
「お父さん、この辺は物騒だって言うから、スマホを誰かに預けない方がいいよ。私が撮るから3人で入って。」
父のスマホはiPhone 14。今秋発売されたばかりの最新機種キュイ。心配性の姉は、道頓堀の治安が悪いことを気にしてるようだキュイ。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん。ここは日本なんだから。……すみませ〜ん!写真撮ってもらってもいいですか?」
姉の心配をよそに、父親は近くの2人組に声をかけて、スマホを預けたキュイ。
「はい撮りま〜す!3、2、1!」
「ありがとうございました!」
何事もなく最新スマホは返ってきて、画面には幸せな家族が表示されてるキュイ(お姉ちゃんは、ちょっと不安そうだが…)。
「ほら、大丈夫だっただろ。世の中、悪い人はそんなにいないだ。」
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一方、高橋家は夫婦2人。子どもたちは既に独立して、悠々自適世代だキュイ。
旦那さんが一眼レフカメラを持ってキョロキョロしてると、親切そうな紳士が声をかけてきたキュイ。
「ご夫婦でご旅行ですか?よろしかったら、お写真お撮りしましょう。」
「ああ、助かります。是非よろしくお願いします。」
首からストラップを外し、カメラを紳士に渡すキュイ。夫婦仲睦まじくポーズを決めて、レンズはどこかと探すが……あの紳士がいないキュイ!
「「やられた!!」」
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あら、あら、高橋家は災難だったキュイね。
このふた家族の違いは、なんだと思うキュイ?
えっ、スマホとカメラの違いかって?
違うキュイよ、これが。
ふた家族で違ったのは、写真をお願いする際に、自分から声をかけたか、声をかけられたのか、だキュイ。
自分から声をかけた場合、お願いされた人が実は不正直だった、なんてことになる可能性は極端に低いキュイ。少なくとも、現実の世界では。
それはなぜキュイ?
理由は単純キュイ。ほとんどの人はたいていのとき、おおむね正直だからキュイ。
もしあなたが誰かをランダムに選んだら、あなたはたいてい運に恵まれ、その人は正直で、泥棒ではなく、何一つ盗むことなくあなたのものを守ってくれるキュイ。
一方、「撮影してあげよう」と持ちかけられた場合、その人はたまたま通りかかった正直で親切な人かもしれないキュイ。
だけど、盗みを働こうとしている泥棒だったとしても、少しもおかしくないんだキュイよ。
いたるところにいるあらゆる人のうちには、泥棒はほんのわずかしかいないキュイ。
だけど、撮影してあげましょうと持ちかける人が泥棒である可能性は、それよりもずっと高いキュイ。
それはなんで?
手助けを申し出るような人は、泥棒か、ずばぬけて親切で外向的な人だからだキュイ。
撮影を持ちかける人々の、(世間全体に比べるとはるかに小さい)このサンプルには、泥棒のほとんどが含まれているけれど、正直な市民全員のうちのごく一部しか含まれていないキュイ。だから、この小さなサンプルでは、泥棒の割合がずっと大きくなるんだキュイ。
たとえば、人口の※0.3%が泥棒で、1%がとても親切で外向的なので、自発的かつ正直に助けを申し出てくれる人とするキュイ。
もしあなたがランダムに1人選んだら、その人が泥棒である可能性は0.3%しかないキュイ。
けれど、手助けを申し出る人の約23%は泥棒で、この割合のほうがはるかに大きいキュイね。
※令和2年度日本の窃盗の認知件数41万7千2百91件/令和2年日本の人口1億2622万7千人(10月1日現在)から単純計算。
なので、誰かに「あなたの持ち物を見ていてあげましょう」と言われたら、疑ってかかるべきキュイ。
その人は本当に親切で外向的な人かもしれないものの、良からぬ動機から申し出てきた泥棒である可能性もあるキュイ。
荷物を見ていてもらう必要があるときには、自分でランダムに誰かを選んでお願いする方が、ほぼ確実に正直な人を見つけられるだろうキュイ。
日本は治安が良いので、人を疑うことに罪悪感を感じるかもしれないキュイが、外国では十分あり得ることなので、心に留めておいて欲しいキュイ。
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