日大またもや炎上

日大アメフト部フェニックス部員の大麻をめぐる大学幹部の記者会見が大炎上している。違反タックル事件から5年。同部員の想像力のなさは呆れるばかりだが、炎上した記者会見で林真理子理事長は体育会に切り込むと表明した。私大体育会は大学紛争時代、大学当局の治安維持に威力を発揮したように、実力部隊である。田中前理事長は実力部隊からトップに上り詰めたから、指揮命令を掌握。日大は初代法務大臣・山田顕義が創設、司法の日大といわれる一方、日大出身の秦野章は私学出で唯一警視総監になったように、防衛・警察との結びつきも歴史が語っている。伏魔殿なのか。林真理子理事長の誕生の背景には、実力部隊の存在感は当然あっただろう。名実ともに日本最大の大学の改革は、日本の改革にも通じる難路だが、ルンルンぶりを発揮して実現してほしい。

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