Audio Hardware Renovation REC=ジャンクオーディオ 修理録=  CDプレーヤー『修理失敗』 【DENON DCD F102】 2023/2/3 #3

今回DENON DCD F102の「修理失敗」録になります。
HARD OFFでジャンク税込2200円。
購入時状況は「CD読み込みません」の表示となっていました。

因みに自宅に持ち帰り電源入れてCD再生をトライしたところ当初問題なく再生できました。
が何度か聞いているうちに音飛びし、ついには再生もできなくなったという症状です。
ピックアップレンズ交換程度で修理完了すると思っていたのですが状況は深刻で、結論は「修理大失敗」です。
今回色々な原因を想定して、時間もかけ、自分ができる処置を施しました。
何かの参考にはなると思いますので修理失敗ではありますが記録して行きます。

まずは天板外してCDのトレイを外します。
下記画像で少し見にくいのですが、この機種は写真のゴムベルト下あたりに歯車があり、それを右に回すと、トレイ固定部分が下がり、手でトレイが引き出せるようになっています(それでトレイメカ部分が取り出せるようになります)。

また画像2枚目になりますが、当初ゴムベルトが輪ゴムで代用されていましたので交換しています。

前後しますが、ジャンク購入直後トレイを開けた時上記のように輪ゴムが使われていました。
以前のオーナー等がゴムベルトが切れて代用したものと思います。
ゴムベルトは概ね大きさの合った、ホームセンターで売っているパッキン系のゴムリングで
問題ないです。

音飛び再生不良時の基本的な手順としては、まずは
 ピックアップレンズの清掃
ではないかと思います。
「綿棒」とドラッグストアで手にはいる「無水エタノール」でレンズの清掃実施し簡易組み立てし再生テスト。
症状変わらずでした。

因みに音飛びの状況としては、CD1曲目の10数秒後に一瞬音飛びし、更に数十秒後にいきなり11曲目に飛びます。(これはCD変えても同じ現象でした)

それで次に試すのは
 ピックアップレンズのレーザー出力調整
になると思います。
下記はピックアップレンズ一式(アッセンブリー)です。

ピックアップレンズアッセンブリーを立て 上から撮影した画像です。

レンズレーザー出力調整は、上記写真の緑色の基盤、右下にドライバー等で調整可能な円形ツマミが見えると思いますが、これで調整(すると思われます。。)
基本的にオリジナルの位置をマーカーで印をつけておいて、それから
左右どちらかに1回あたり10度とかいったレベルで調整をして再生を繰り返し様子を見るといった作業になります。

因みに上記アッセンブリーをいちいち外さなくても、CDプレーヤーに組み込んだまま長めの細いマイナスドライバーで調整も可能でした。

結果は同じです(音飛び症状変わらず)

ここまで来たら次は
 ピックアップレンズ交換
が妥当ではないかとおもます。

ピックアップレンは「SANYO SF P101N」が使用されていますので、同じ型番をAmazonで検索購入。
価格は送料込みで1800円程度でした。
因みにピックアップレンズは上記写真のアッセンブリー(一式)で届きますので、そのままメカ部分で取り替えます。

因みにこれでも音飛び症状は変わらずでした。。

で次にトライしたのは電気信号が不安定になっているのではないかと思い、
 電源周りのコンデンサーの状態を確認(写真手前の青いコンデンサー郡)
をしました。(適正容量があるかどうかの確認です)
が結果は全て問題なし。

でついでにではないですが、下記写真
 左側のコンデンサー郡もチェック
しましたがこちらも問題はありませんでした。(こちらはDAコンバーターと見立てています)

手前の青色コンデンサーが電源制御している基盤と見立てています。
そのコンデンサーの容量を全てチェックしました。

因みにコンデンサーの容量チェックはテスターで行いますが、今回は説明省き、別途の機会でご紹介して行きます。
(因みに私自身「素人」です。素人がビギナー向けに事例紹介をするといった考えで行っていますので、できるだけ基本的な事もご紹介して行きたいと思ってます)

そして次に考えたのが
 ピックアップレンズから拾った電気信号がうまく伝わっていない
のではないか。ということで、ピックアップレンズからフレキシブルフラットケーブルでつながっている基盤のコンデンサー群を見てみることにしました。

ピックアップレンズユニットの下に置かれている基盤になります。
ピックアップレンズから拾った信号を制御している基盤と思われます。

このコンデンサーの内、ピックアップレンズからケーブルでつながっていた部分の表面実装型コンデンサー(丸いのです)を交換してみました。
上記基盤写真内の場所的には左寄り側 真ん中あたりに小さめの黒いチップがありその周りの6個のコンデンサーです。

因みにこのタイプのコンデンサーはラジオペンチ等で捻って物理的に破壊して外しました(再利用不可です)

このタイプのコンデンサーもAmazonで購入しました。
結果は変わらずです。

他に手掛けたのは
 フレキシブルフラットケーブルの交換(上記基盤写真の左側に白い帯のようなケーブルがそれです)
 ピックアップレンズを動かすギアを以前付いていたギアに戻してテストもしました(下記写真)
 その想定した要因は
  新しいギアに不具合がある為
ではないか。ということです。
つまり「物理的なギアの引っかかりが発生」していると思った次第です。
が結果は変わらずです。
因みにピックアップレンズがスライドする部分のグリスアップもしています。

等々色々試しましたが自分の手には負えずじまいでした。。

その後YouTubeの基盤系修理動画で、
 基盤を温めると一時的に症状が改善するので、それでコンデンサーやチップ等の不具合箇所を見極めて対処するといった手法
も見ましたがそこまではやっていません。。

 結果は冒頭でも紹介した通り「失敗」でしたが色々と考えさせてくれて、それなりに楽しめました。
 このCDプレーヤーはこのまま保管して、もう少し腕が上がったら再度修理にチャレンジしてみたいと思います。

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