人を威圧して動かすことはいずれできなくなるよね、という話

子どもに言うことを聞かせる時に、「〇〇しないと△△できないよ」みたいな圧をかける人がいることだと思います。実際に保育所で勤務している時に担任がしている風景をなにかと見ています。その時の子どもの様子、大抵は反抗してます。そして、嫌々ながら言われたことをしているような感じですねぇ…

とはいえ、何回も威圧していたらいずれ聞かなくなります。理論は忘れてしまいましたが、心理学で罰による行動の変容はいずれできなくなるという結果が出ているようです。子どもに罰を与えると圧をかけてもいずれ聞かなくなるのです。

私自身、職場のある先輩から圧をかけられたことがあります。その先輩に、私の担当する書類を提出する前に見せなさいというものです。その先輩が私の教育係を請け負っているようなものでしたから、理解はできます。その書類を先輩に渡す期日を決めてましたが早めに出せ、と圧をかけられました。そうしないと内容のチェックをして修正、そこから提出することに間に合わないため、とのことです。期日に間に合わなかったら内容のチェックができないけどいいのか、と強めに言われ続けました。

そんなことを言われ続けて、何とか書類を作成していたある時、こう思いました。チェックを受ける意味あるの、と。どうしても期日に間に合わない上に、提出しても修正させられる。だったら見せる必要はないんじゃないのかな。その時は期日当日には完成させることはできたと思いますが、先輩に見せることはしませんでした。「本当にそれでいいのか?」と何回も強めに聞かれましたが、もういいです、ペナルティも受け入れます、という思いでした。

今思えば私の動きにも非があります。言い訳で申し訳ないですが、先輩に書類を見せる理由が私の中でなかったのです。見せたら見せたで強く言われることもありましたし、それはそれで嫌になりました…

この書類を見せる理由として、書くべきことが抜けてないか、誤字脱字がないかを確認するため、と言われていたら未完成でも見せていたかもしれないです。どうせ強く言われるから、出さなくなるかもしれませんけど…

この経験から言わせてもらいます。人を威圧して人を動かそうとしてもいずれしなくなるということです。する理由が分からないためです。私も、やらないといけないことであることは分かっていましたが、しないという選択をとってしまったのです。そっちの方がマシだと思ったからです。

この経験があるから、保育の場面では子どもを威圧してないかチェックしながら動いているつもりです。気を抜いた時にやってしまうことがあります。そんな自分を何とかして変えたいと思うのです。

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