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純喜のバンドが怪獣の花唄を歌うまで4

思い出すのは 君の歌 会話よりも 鮮明だ どこに行ってしまったの いつも探すんだよ 純喜の声が響く、誰かに宛てた様な歌詞。ステージで楽しそうな香信くん、心の底から歌う翔也くん、客席よりもメンバーを見てしまう大夢くん、真っ直ぐに前を向いて歌う純喜くん、その後ろで満足げにドラムを叩く景瑚くん。短い出番ながらも拍手が鳴り止まないステージ、「ほんまありがとう!」ってでっかい声で手を振る純喜くんを見て涙ぐむお母さんと頷くお父さん、楽器屋のおっさん、香信くんの元バンドのボーカル、レーベ

    • 純喜のバンドが怪獣の花唄を歌うまで3

      喫茶店からの帰り道、楽器屋さんの前に今度はえらい猫背の翔也くんと大夢くんがいて「…何してんの」って声かけたらカバッって効果音つきそうなくらい勢い良く顔上げた2人が「どおしよ景瑚くん、純喜くんのギターがなかった!」「誰かが買っちゃったのかな…」と景瑚くんに駆け寄ってくる(可愛い) 純喜のギターはお父さんが楽器屋さんに目配せして裏に下げさせてたの思い出してもう何から話せば良いか分かんないから「お前らタコパすんぞ」って肩組んで2人を連行する景瑚くん。「はっ?またたこ焼き?なんで?

      • 純喜のバンドが怪獣の花唄を歌うまで2

        「あのさあ〜俺ら同じ学年やん?敬語やめよや〜」って笑う純喜くんに「ごめんけど、マジで聞いて、聞いてください」って訳わかんなくなって謎口調、白昼のファミレスで土下座し始める大夢くん「あのバンドもっかいやりたいです!!お願いします!!」 コーラとフローズンメロンソーダ混ぜた特製ドリンク(好き)飲んでた翔也くん「お願い純喜くん、俺らずっと純喜くんのこと待ってました。本気でやりたいんです」 表情を崩さない純喜くんに焦る景瑚くん「純喜が必要なんだよ、純喜じゃないと…純喜がいないと、無理

        • 純喜のバンドが怪獣の花唄を歌うまで

          大学で学年跨いで組んでる珍しいバンドやってて人気もあって関係者にも目付けられてたのに純喜が急に「俺バンドやめるわ!普通に就職するし!」っていつものカラッとした笑顔で言い出して解散、大して面白くもないWEBデザインの会社で働く景瑚くんに大夢くんから急に連絡くるところから始まる映画 純喜くんは卒業を待たずして何故か学校にも来なくなって、しばらくはいろんな人が人気者だった純喜にあの手この手で連絡を取ろうとして大騒ぎだったけどバンドのメンバーも全員卒業して、"純喜先輩"のファンクラ

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