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1等賞をとった息子のその後

先日小学生の息子の運動会がありました。

うちの息子。
運動のセンスは普通の普通くらいかと思う。
一生懸命なのに空回りしてるような。

速そうに見えるのに周りから抜かされる、みたいなタイプ。

息子の今回の種目は100メートル走と綱引き。
練習の具合をきいてみたら
100メートル走は4番だったとかリレーの先週に選ばれなかったとか、ネガティブなことを言っていた。まぁいつも通りか、ぐらいで迎えた当日。

ビデオ撮影をしていてびっくり…
先頭を切ってゴールした。
1等賞だった。

子どもの成長というか、伸びる瞬間というか。
子どもってすごいなぁと感動しました。
息子も大喜び!一番とったぞ!って。

テンション高く帰ってきた息子。
自宅で撮影した徒競走をみたいというので
カメラを渡しました。


見終わってしばらく、沈黙…

テンションも明らかに低くなってて。


「どうした?」

「帰りに友達のお母さんから
インチキしたって言われた…」

???

くわしく聞いてみたら、
その友達は息子と同じ徒競走の組だったようで。
簡単に言えばそのお母さんは惜しかったね、みたいなことを自分の子どもに言っただけなんだろう。
でも、それを「自分のせいでその友達が1番になれなかった」という解釈に変換されてしまった。「だから悲しい」って落ち込んでるのです。

勝負慣れしてないってこういうことなのか。
勝ったから嬉しい。
負けて悔しい。
それだけではなく、
負けた人の上に勝った自分がいる。

だから
その真実をどのように捉えるのか、ということは
その人次第だと思う。

大抵は、負けた人の分まで頑張りなさい、とかかな。謙虚であれ、とか。

でも、騒がれるくらいなら勝たなくていいって
思うくらい煩わしさを嫌う子もいる。
いかさま、インチキしたって疑われて落ち込む子もいる。頑張ってただ1番だっただけなのにね。

思うのは自由。
1番になれなかった子どもへのねぎらいは必要。
でも、その発言の仕方とタイミングをもう少し配慮してほしかったな、って思いました。




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