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ティアラメンツを勧めたい(歴史編)

はじめまして。
宮永と申します。

この度、noteでの記事の作成に興味を持ったので思い切って始めてみました。
以前は別のカテゴリでamebloをやってたのでその感覚に近いでしょうか、とにかくそういった感じで展開していく予定なのでよろしければ最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

早速ですが、タイトルにもある通りティアラメンツを勧めたいということで内容の方へ移っていきたいと思います。


ティアラメンツとは?


万に一つの可能性として、このテーマを知らない人のために簡単に解説をしておきます。(既にご存知の方は飛ばして頂いて大丈夫です)

2022年1月発売のOCGレギュラーパックである「ディメンションフォース」より正式に収録が開始されたヴィサス=スタフロスト(以降、世壊テーマ)をメインとするテーマの一つであり、主に融合召喚を使用した戦術を取るテーマがティアラメンツです。

一口に融合召喚をするテーマと言ってもその種類は多種多様ですが、このティアラメンツに関してはその融合の仕方が少々特殊で
自身を含む墓地のモンスターを素材としてデッキの一番下に戻し、素材の条件を満たした融合モンスターを展開する
という今までにない全く新しい展開方法(*)で戦うテーマです。
(*一部、墓地融合を行うカードは他に存在しますが今回のテーマには関係がないので割愛します)

メインモンスター(2022年4月当時)
・ティアラメンツ・レイノハート
・ティアラメンツ・シェイレーン
・ティアラメンツ・ハゥフニス
・ティアラメンツ・メイルゥ

EXの融合モンスター(2022年4月当時)
・ティアラメンツ・キトカロス
・ティアラメンツ・カレイドハート

魔法・罠カード(2022年4月当時)
・壱世壊=ペルレイノ
・壱世壊に奏でる哀唱(ティアラメンツ・サリーク)
・壱世壊に軋む爪音(ティアラメンツ・メタノイズ)
・壱世壊に澄み渡る残響(ティアラメンツ・クライム)

それぞれの効果につきましては
公式データベースを参照してください。

環境において


上の見出しで初歩的な解説をした後にこのような内容のものを載せるのは大変恐縮ですが、いい意味でも悪い意味でも知名度の高いこのテーマを扱う以上、この内容に関して触れないわけにはいかないでしょう。

2022年1月発売のディメンションフォースから約3ヶ月の間を空けて登場した新レギュラーパック、パワーオブジエレメンツにてこの世壊テーマは誕生しました。
一部界隈では特級呪物と呼ばれるだけあって数々の良カード、パワーカードを生み出したその名の通り「パワー」を存分に感じられるパックです。

登場後間もなく、当時最強と謳われていたスプライトと互角に闘えるデッキパワーを持つと言われていたティアラメンツでしたが、実際のところは餅カエルとハリファイバー、一部ではユニオンキャリアーを使ったドラゴンバスターブレード搭載型のスプライトのシェア率がとんでもなく、ポテンシャルはあるものの研究段階がメタの速さに追いつかず、今一歩及ばないかそうでないかといった評価でした(*)
(*地域によって異なる場合があります)

というのも、その時期のスプライトのシェア率は見た目以上に広く、ミラーマッチを筆頭にその他のデッキと当たった時の対策等がかなり早い周期で練られていた時期でもあったため、単純にティアラメンツというテーマ(ないしはアーキタイプ)に意識を割いている方々がスプライトに比べて少なかったというのも事実としてあるかもしれません。


実際のところ、最初期(2022年4月中)に環境に台頭したティアラメンツのアーキタイプは

烙印ティアラ
スプライトや月女神の鏃によって瞬く間にシェアを減らした前期のトップシェアである烙印デスピアにティアラメンツの要素を取り入れ、従来の烙印融合に+してデスピアの時以上の融合の手数で押す型

召喚ティアラ
ティアラメンツをメインに据え、スロットの多さを生かして各種誘発や汎用妨害カードと相性の良い召喚獣を取り入れたこれまた融合面でシナジーがあり、初動も豊富な中距離戦を得意とする型

烙印芝刈りシャドール+ティアラ(召喚獣添え)
読んで字のごとく、上記二つのアーキタイプに加えて、シャドールと芝刈り要素を取り入れたもはや直近の強い融合カテゴリ全部盛りみたいな夢のような型です。
一見ネタに見えがちですが芝刈りが通った時のアドバンテージは凄まじく、それを含めずとも烙印やティアラやシャドール関連の墓地肥やし(墓地運用)サポートを存分に受けられるので、見た目以上に各々の噛み合いは良いです。致命的な欠点としてデッキの総数が多いが故に動きづらい時はとことん動きづらいという欠点がありました。(この欠点に関しては構築の最適化を目指す上で自然と解消に向かった傾向にあります)

この三つが主に大会環境での入賞や、SNSでの投稿によってよく見られたアーキタイプだったと思います。(これも地域によって異なる場合があります)
一部だとスプライト・エルフを共存できる関係で、あろうことか環境トップシェアのスプライトとティアラメンツを混ぜたデッキをちらほら見かける、なんて事もありました。

この時点から少し考察や推測ができる通り
・ティアラメンツをメインギミックにするか
・ティアラメンツをサブギミックにするか
の二つで研究が進んでいた事が多少なりとも読み取れます。
それはつまりどういうことかというと、環境トップのスプライト並みに拡張性が高いと言うことになります。

スプライトは
・スプライトモンスターをメインに、相性のいい2のテーマやカテゴリを取り入れる型。
・レベル2ランク2リンク2のサポートとして、それらをメインで使うデッキにスプライト側を出張させる型。

この二つに分ける事ができます。

対してティアラメンツは
・キトカロス、カレイドハートをエースに持ち前のメインギミックをふんだんに使いティアラメンツをメインに烙印、シャドール、召喚といった融合テーマを添えて手数とパワーを上げた型。
・逆に烙印、シャドール、召喚の融合シナジーをメインに、ティアラメンツをサブギミックとして活用し、メタをバラけさせる事によって対策が取りづらく多角的に攻められる型。

この二つに分ける事ができます。

ここで先ほど話した「スプライトと互角に戦えるデッキパワーを持つ」という内容に繋がってきます。
圧倒的使用率と人気を誇るスプライトでしたが、そんなほぼスプライト一強と言える時期に少しでも入賞や一定の地位を築いていたティアラメンツは、やはり研究が進んでいないといえど当時から相応のパワーを持って参戦していた事が伺えます。

これにより徐々に人気を集めていき、スプライト環境(ミラーやその他デッキとの試行錯誤)が一定の停滞を見せたところで……

はい、皆さんご存知の通り、あのカテゴリ達が満を持して参入する事となります。

(続く)


まとめ

今回の記事はここまでとさせていただきます。
初回という事もあり、不慣れなままティアラメンツの生い立ちのようなものを書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか。

少しでもこの歴史に関心を持っていただけたり、ティアラメンツをもっと知りたいと思っていただければ自分としても幸いでございます。

もっとより良いものを皆様に読んでいただくためにこれからも情報収集や試行錯誤を行なっていく所存ですので、今後ともどうかよろしくお願い致します。
次回は2022年5月以降のティアラの歴史について書こうと思っております。

それでは、次回の記事でお会いしましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


Twitter
@miyanaga_san

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