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2.ミイラ

自己紹介の次がミイラ?とか引かないでほしいw

ミイラが好き、と言うと、けっこういろんな反応を貰います。なんで!?と深堀りしてくる人もたまーにいるけど、ほぼ、顔をしかめるw
私にとってミイラは、可愛く愛でる対象です。

一言で『ミイラ』と言っても、なぜそこにミイラがいるのか?という視点で考えると面白いんですよ。

エジプトなら死後の復活のために身体を保存しておきたかった。
中南米は気候的にミイラになりやすかったのもあるし、祖先のミイラを室内に安置し、世話をして話しかけて、とやっていた。
ヨーロッパはミイラにするというより、掘り出して聖人縁の教会や地下墓地に安置する文化があった。
日本の即身仏は、修行の最終地点というか、自らが仏となることで民を極楽浄土へ導こうとした。

時代によって考え方が変わるので、上記に全て当てはまるわけではないですが。
泥炭ミイラとか、氷河に閉じ込められたミイラとか。気候によってミイラの形態も変わる。

ミイラと一言で言っても、気候、宗教、文化、死生観等々、色んな背景があってミイラは出来上がる(偶然にしろ人工的にしろ)。その背景を考えながらミイラを眺め、この人は生前どこでなにをしていたのか?なぜミイラになったのか?と想像していくのがとても面白いのです。

そういう視点で見ると、ミイラも可愛く見えてきませんか?

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