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たかひのキュンキュンシリーズ 1

隣の席の石森は文学少女だ。大体林真理子の小説を読んでいる。

基本的に会話はしないが、俺が眼鏡を拭く時に必ず視線を寄越す。

貴彦「ハァー」ふきふき

石森「……」じー

貴彦「」カチャ

石森「」さっ

絶対に見てる。

毎回だ。眼鏡を拭く時だけ凝視してくる。


~図書室~

今日の放課後は図書室で俺ガイルでも読むか。2周目だが。

貴彦「……」ぺら……ぺら……

椅子がこっ すっ

貴彦「?」

石森「よ」

貴彦「なぜ隣に座る」

石森「いいでしょ別に。教室でも隣なんだし。」

貴彦「……」

石森「……」VC3000のど飴 ぱくっ

こいつ……図書室では飲食禁止なのに……

石森「……」ぺら……ぺら……

貴彦「……」ぺら……ぺら……

石森「貴彦、眼鏡汚れてるよ。」

貴彦「え?……ああ、」眼鏡すっ

石森「……」じー

貴彦「ハァー」ふきふき

石森「」ちう

貴彦「ん!?」

石森「」ちうーーー

貴彦「なにするんだよ!」がばっ

石森「ふふ。」

貴彦「初めてだったんだぞ!」

石森「ごめん、私は初めてじゃない。」

貴彦「何がしたいんだよ石森!」

石森「何味だった?」

貴彦「……レモン」

石森「ふふ。」

貴彦「……読書の邪魔するなよ」眼鏡カチャ

石森「うわー。貴彦の読む本ってオタク臭いね。」

貴彦「うるさいな。」

石森「アキバとか行ってそう。」

貴彦「毎週行くが悪いか」

石森「じゃあ今度着いていってあげるよ。女の子連れて歩けて嬉しいでしょ。かわりに池袋今度付き合ってよ。パンケーキ美味しいところあるからさ、それから

貴彦「待て、なんで石森とデートの約束をしなければならない。」

石森「デート?チー牛とデートとかあり得ない。」

貴彦「だったらいいだろそんな話」

石森「冗談に決まってるでしょ。」ぺら……ぺら……

貴彦「……」ぺら……ぺら……

石森「……」ぺら……ぺら……

貴彦「……」ぺら……ぺら……

石森「……」ぺら……ぺら……

貴彦「……」ぺら……ぺら……

石森「……パンケーキはおごるよ?」じわ

貴彦「……。わかったよ。今度誘う」

石森「じゃあライン交換しなきゃね!」iPhone14すっ








安西(ギャル)「……あの地味女」じー



ちくしょーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
noteで誰も俺としてくれなかったよぉーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
やっぱりイケメンじゃなきゃダメかよ!!!!!おっさんじゃダメかよ!!!!!!
もう妄想の世界に逃げるしかない!!!!!!!!

このシリーズは9999999999999まで続くからな!!!!!!!!!








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