未だに彷徨う

醜いな私
過去に縋る亡霊のようだ
その目に鬱るのは
虚ろな幻影
束の間となった幸福
ぐるぐると気持ちは巡り
最後に少し前向きになって
その日は眠る
静かに眠る

寂しいな私
未来は曇り嘆いた後悔
この手に残るのは
淑やかな香り
ずっと立ち止まって数ヶ月
くるくると世界は進み
そろそろ動き始めなきゃと
体を起こす
願いも込める

きっかけをずっと待っている
この不甲斐ない
時間の無駄な
思考の輪廻から
早く抜け出して

ちゃんと言葉にしなきゃ
ちゃんと動かなきゃ
思っていないのと同じ

周りには残念ながら届かない

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