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やがて、時間は過ぎ、ボクはというか、オレは大学3年になっていた。特に何をしたいこともなかったオレは、経済学部で勉強している。幼馴染の涼子はというと、何を考えたんだか、オレと同じ大学に入った。涼子は文学部。特に本が好きというわけではないはずだったのだが、よくわからんが文学部にいる。オレも涼子もこの大学へは通学できないから、下宿生活をしている。仲が良かった小林はというと、親の仕事の手伝いをするって言って、高校卒業後、父親の会社に就職した。まあ、自営業の鉄工工場だ。 大学はマ