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古い町並を残した、歴史のある静かな小京都「金沢」の旅 Vol.22

古い町並を残した、歴史のある静かな街並みが残る石川県金沢に行った備忘録。
兼六園は、水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つ、正直偕楽園よりも整っている感じががしました。立派な松に、雪吊り作業が行われ始めるころだったのですが、残念ながらここでは見ることはできませんでした。長い歳月をかけて形づくられてきた。重みと、保存と維持をすることに丁寧さを感じました。

天正8(1580)年に織田信長の命を受けた佐久間盛政が築城を始め、3年後の天正11(1583)年に前田利家が入城し、明治2(1869)年まで加賀藩前田家14代の居城として金沢城が置かれました。

兼六園はさらに加賀藩5代藩主前田綱紀公(つなのり)が金沢城に面する傾斜地に別荘を建てた際、その周辺を庭園にしたことが始まりだそうです。
その後宝暦9年(1759)の大火で消失そして11代治脩公が寛政4年(1792)再建し、13代斉泰公によって庭園にさらに手を加えられ今に残ります。

12代斉広公(なりなが)は、文政5年(1822)奥州白河藩主の松平定信公が、斉広公の依頼によって「兼六園」と命名した。

お次は金沢市大野町にある大野からくり記念館
「からくり」や「仕掛け」を楽しむ博物館です。

大野からくり記念館

館内にはからくり人形がいっぱい

怖い顔に変化するからくり

入口前のホールで、館内に展示されている貴重なからくり人形が、実際に動く姿を間近で見る事が出来ます。

からくり人形の実演
近隣の醤油蔵の看板までからくり
自動書記をする人形

子供から大人まで楽しめるところです。

大野町のほかの楽しみは、醤油蔵


大野醤油の始まりは、今からおよそ390年前の元和年間(1615~1622)に、この地の商人「直江屋伊兵衛」が紀州から醸造技術を持ち帰り、醤油造りを始めたと伝えられています。

醤油蔵の見学、蔵の中や醤油ソフトが楽しめます。


醤油ソフト

少ししょっぱさを舌で感じますがおいしかったですよ

そして東茶屋町へ


金沢格子

金沢の町家の特徴である格子の割付が細かい出格子、正面からは良く見えますが少し斜めになるだけで見えなくなる細かい腰です。

弁柄(紅殻)格子

インドのベンガル地方の赤色顔料を用いたことから「弁柄格子」とも呼ばれます。


茶屋町の風景

このような姿が残っているのも金沢は先の大戦では空襲を受けなかったことが大きいのかと思います。

夜はお楽しみの金沢おでん


金沢おでん
店内

そして金沢のおでん屋では、「カニ面」と称するおでん種


香箱ガニ

香箱ガニの漁期は11月6日から12月29日と2ヶ月未満で、食べられる時期が限られています。この時期だけしか食べれないごちそうです。


今回はこのくらいですが千里ガ浜やここから能登半島を北上七尾まで行きましたが、しっかり楽しむのであれば、3泊くらいしないと見きれいないし味わいきれないなと感じました。
それではまた。


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