アジャイルリーダーシップを読んだ

「自分はリーダーじゃないから」と言い訳をしてリーダーシップをとることから避けてきたが、閉塞感が漂うチームに対して何かできることはないかとチームビルディングに興味を持ち始めた“いちエンジニア”が、アジャイルリーダーシップを読んでみた。

オッと思って付箋を貼ったすべての箇所を咀嚼できておらず自分なりにまとめられていないため浅くしか読み取れてない感は否めないが、後で読み返したときに成長を感じられると思うので、リーダー経験がない今の自分の感想・気づきを残しておく。

リーダーシップへの誤解

リーダーシップは誰でも発揮できる、と昔に聞いたことがあったが、それは、「だれもでリーダーに名乗りをあげることができるという」認識だった。あくまでリーダーは役職であると、特別なものであると考えていた。

しかし、「リーダーシップとは心のありよう」という章を読んで、「リーダーシップは責任をもって行動することで他者に良い影響を与え周囲に変化を促すこと」というように認識が変わった。

そう認識するとリーダーシップというのは特別なものではなくありふれたものであると思えるようになり、、リーダーシップを発揮するということへの心理的なハードルがぐっと下がったように感じる。

アジャイルリーダーシップとは

正直なところ、アジャイルリーダーシップがなんなのかはまだ掴めていない。

現時点では、自分の行動を変え自律性を高めことで、他のメンバーに影響を与え行動を変える後押しし、メンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮し、強みを認め合いコラボレーションすることで、アイデアが自由に交わされ組織全体が成長していくような文化を醸成する。そういうものなのかなと考えている。

また、VUCAの時代に適応するために自分を変え続けることも重要なのだと思う。

自分になにができるか

まず、アジャイルな組織には優れた存在目的が必要とのことだが、ミッションは上から降ってくるため存在目的というほど強い思い入れは抱きづらい。それを自分たちでどう解釈するかを対話することで、チームの存在目的として全メンバーが認識を合わすことができる、そういった場を提供したり問いを投げかけたりすることはできそうに思う。

次に、ファシリテーションやコーチングといったスキルが全くないため、関連する本を読むとともに同僚に協力を仰いで練習させてもらこともやっていきたい。

ついつい変化が分かりやすいスキルに目を向けてしまいがちだが、マインドセットも変える必要があると考えている。
特にフィードバックを受けるのが苦手で、変に完璧主義なところがあるのでフィードバックを自分が否定されているものととらえてしまう節がある。
本書にある「誰もが正しい、ただし部分的に」ということを意識づけられればフィードバックを俯瞰して受け取ることができそうな気がしている。
また、フィードバックを日常にしてしまうのも一つの手なんだろうと思う。上記のファシリテーションやコーチングの練習の際に都度フィードバックをもらったり、1,2週間に1度相互フィードバックをする場を作るということをできればフィードバックが日常になるような気がしている。

さいごに

今回は本書のエクササイズは読むだけで済ましたが、リーダーシップを発揮できるようになってきたら、実際に試していきたい。

また冒頭にある通り、咀嚼して自分の言葉にまとめられていない箇所もかなり多いので、定期的もしくは自分の行動が変わったタイミングで本書を読み返し自分の言葉にしてみることで、アジャイルリーダーシップに対する理解を深めていきたい。

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