相続(争族)争う家族

それは2023年5月に遡る。
母から突然の電話
「お父さんが入院しているんだけど、今度の土曜日に一緒に先生のお話を聞いてもらいたい」との内容。
その日は、仕事だったが午後からの休みを頂いて
母の頼みを聞いてあげようと思った。
何か嫌な予感もあり
当日まで父のお見舞いに行っている母からの状況だけ確認し、その土曜日を迎えた。

担当医は、明るく元気良く、物事を感性のまま伝えてくる印象の先生でした。
「お父さん、余命2週間くらいかな~暑さに負けないといいんだけど」
「食欲ないんだよね~体力落ちちゃうからさ、ご飯出すけど残すんだよ~」
まだこの時点では病名は決まっておらず膵臓に水がたまっているから、それを抜いているんだけど熱が下がらないの」
レントゲン写真を見せられて
「ここに白くあるでしょ、これね。もしかしたら癌の可能性がある陰なのよ~」
「病院全体で見守っているので今日からナースステーションの目の前の個室で」と言われたのが、この日でした。

帰りの車の中で、母には覚悟だけは決めておいてね
と、さらっと話をした。

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