メモ

ある話を聞いてきてのメモなので、まとまった話にはなりません。

⚪︎居場所について
居場所について語る時に「身体と場所」という考え方は欠かせない。
そもそも我々人間の身体よりも場所(学校・寺・道場)は、長く世界にあり続けるものである。その場を整えるということが、場を主宰する者に求められていることである。
整えられた場とは?↓
ノイズが聞こえない場所。その場にいて居心地が良いか、不快ではないかは、身体に聞けば分かる。武道とは、「居るべき時に居るべき所にいて、為すべきことを為す」ことを目指す。
その為には、居場所が心地よいものである必要がある。そうでなければ逃げれば良い。
不愉快に耐える能力が良しとされてきた、年配の男性は不快に耐えてしまうがゆえに、良くない居場所を作ってしまうことがある。

⚪︎万物は周囲と似ていこうとする。
水に浮かぶ氷が溶けていくように、水に垂らしたインクが滲んでいくように、万物は周囲と似ていこうとするものである。(エントロピー)
そこに「似ていってたまるか」と抗うのが生物
自分を自分であらせ続ける(冬の気温が5℃だからといって、体温が5℃にならなずに36・5℃をキープし続ける)
為に人は変わり続けている。
自己同一性は、非同一性が担保している。
5年前の自分と今の自分がまるで変わらないようにキープし続けるには、細胞全てを入れ替え続けた努力があってのことである。


⚪︎あたりまえがあたりまえではないという話
人間は、1人で生きていっていると思っている人でも、宇宙空間では1秒も生きれない。酸素があって大気があって、地面があって、と全てのものに生かされていることを忘れてはいけない。
昼に空が青いのは、大気があるから。可視光線の紫・青が強いが、人間によく見えるのは青である。
空が大気の青色であるお陰で、我々は宇宙の黒を見続けなくて済んでいる。
もし、24時間常に宇宙を見ていたら、自分がちっぽけであるという思いを抱き続けてしまう。
一方で青空のもと、嫌なことがあった時に全てを包み込んでくれる、宇宙全体からしたら些細なことだと気づかせてくれる夜の存在もありがたい。
我々は夜に癒され、昼に守られている。

⚪︎記憶
記憶というのは思い出す度に構成し直している。
↑多分、今この文章を書いているのも自分の記憶を構成し直している。同じ話をする時も、相手によって、その時の気持ちによって微妙に構成し直している。

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