HeySiri!それはライル様の美尻
ダイナミックな褐色の美尻見て咽び泣いちゃったことも書いていいかな。(初手からフルスロットル)
ただいまはその時ではないのだよ。(わかってるんかい)
出会ったよ出会っちまったよなんかごめんこんな出だしで。
昨夜更新分で手に汗握る二人の出会いに大歓喜不可避、ライル様の鮮やかなる拉致をキトー先生が拿捕と表現しておりやはり公式が最大手だということを自覚しました(本人にnote送りつけた女は俺)
そして拉致られたリクはというと、ライル様を座椅子に菓子を山ほど食べさせられたらしい。リクにとってのうまい菓子は記憶のリセット機能でもついてるのかというほど瑣末な疑問を吹っ飛ばすようだ。
なにそれうらやましい……しがない社会人であるだいきちがやると翌日顔パンッパンになるのに(アルコールでリセットしようとすな)
しかし昨日の出来事はライル様の気合の入った置き手紙で証明済み。迎えをよこすとか王族なんよ……カルイお前が来ると思っていた。
むしろ来るまでにライル様から二時間にも及ぶ説教を受けていたらしいカルイ。お前それなのに、それなのに反省する素振り……いやむしろよく二時間で済んだな!?
つか冷静になって考えればライル様の心許せる相手がカルイだったから二時間で終わったんだな…だってライル様がリクを待たせるわけもないし。でも反省してください💢読者は君の仕事しないが故の撹拌機行動をしっかり見てますからね💢でもターちゃん(リクのこと)に害をなす奴は物理的にキンタマごと存在を消しても俺が許す💢ヤッチマイナ
キトー先生もキンタマとか書くんだなあ(唐突なる親近感)
閑話休題
カルイまずお前の急務はリクのライル様への認識だな!?
このままだと高級菓子をくれる目上の人とかいう、年1回しか会わない親戚のおじさんのようなポジにおさまっちゃううう(必死)
ライル様もモチっと頑張ったほうがいい。君は長年の片思いを募らせてやっとこさリクに認知してもらえたんだから!!!
リクに名前呼ばれて照れて聞き返している場合じゃない、読者はそういうの大好きだけど。
「でも、僕はただライル様の名前をよんだだけですよ」(作中のリクのセリフ)
マジレスやめい。
戸惑った目でみるんじゃないよ!!!
何このドギマギじれじれのこの感じい!!お見合いじゃねえんだぞいいぞもっとやれ!!男見せたれライル様いけいけ、ソロ活動で培った根性と負けん気でこの鈍臭いリクを丸め込んだれいっけええええ!!
だけど初手からリクを食おうとするのは違うんよ。
なんでご飯食べないんですかの返しがいただきます(肉体言語)なんですかライル様。物事には段取りっつーもんがあるんですよ。わかる、BLはファンタジーだし慣らしもせずに入る不思議穴だって確かに存在するけどたしかに好きな子から食べないの?って問いかけられたら据え膳食わぬは男の恥だもんな。だけど怯えさせちゃダメやん童貞ムーブかまして許される面ですか!?そんな百戦錬磨の美丈夫晒して!!どうなんですかキトー先生!!ライル様のこの性急さはどうなんですかこれはワンチャンあるんですか!?!?
そんなふうに思考が逸れるから読者は動悸息切れ気付に救◉救ー心🎶(某CM)
だからもっと段階踏めって言ってんだろ!!カルイが仕事できなけりゃその主は恋愛ができないのか!?!?
だーーーーーーから通信講座でもなんでもいいからそっち(恋の駆け引き)の準備も並行してやっとけって言ったでしょ(言ってない)お母さんは!!!
なんで!!!!夏休みの宿題をやってない我が子に対する怒りを覚えねばならないの!!!こんな、恋の駆け引きへったくそな攻めなんて見たことないよお!!しごできで誰もが羨む上等な男のまさかのギャップの温度差に風邪ひくよお!!!!戸惑うリクに返す言葉を考えて、挽回は今よ!!っていってんのに「愛してるからだ」とかwwwwwwwwwまさかのヤンデレ属性まで爆誕しつつあるの冷静に言ってシュールすぎんか。なんでこんなに絶妙なバランスで属性積み重なってんのにどこにも綻びが見当たらないのwwwwwもしかして仕事できないカルイの存在が読者に特殊フィルターかけてライル様の普通を保っているのwwwwwwそこまで計算されてキャラ作ってるならキトー先生はもうゼウスではwwwww
──── 愛してるんだ(リフレイン)
甘く囁くんじゃないよwwwwこちとら情緒の残機回復待ちで死活問題なんだわwwwww
畳みかけろとは言ったけど違う違うそうじゃない。
ライル様テンション上がりすぎて舵取りが妙なことになってるからね⁉︎
そうそうとりあえず一旦落ち着いて、そう、リクを優しく抱き抱えてね、いいよーいいよいい感じだよー!!まずは目と目で会話をって抱き上げてどこ行くんですかライルさんそんなリクを片手で抱き上げてなるほど、男らしい体幹を見せつけて意識してもらおうってことね!おけおけ理解した。
なおライルがリクを運んだのはきらきらな宝石で彩られた部屋である。
「全てリクのために用意したものだ」(作中セリフ)
だから違うそうじゃねえっていってんだろがいwwwww
不器用拗らせ努力型攻めの本領発揮はそこじゃねえのよ唐突な財力を出すのも今じゃねえのよ〜!!!💢💢💢本来ならばカルイ、テメーが部屋作る前に止めるべきだなあ!?何やってましたかお前は!?おまえは社会を舐めているんですか!?!?!?(とばっちり)
き、救心…
でもうまく行っているかはさておき、本当にリクが流されやすくて良かったな!?とりあえず第一関門である二人の初キスは読者の寿命を犠牲にしてことを成したわけです。そして始まる二人の初デート編、ライルの奇策が功を奏したのか、はたまたリクの食い意地の賜物か。なんとライル様が一日3回までキスできる権利をゲット!
よくあるBL小説なら、不意打ちのキスやら受けの許可なくキスしたりやら、攻め相応のムーブをかますじゃん。でも違うんだよ、だってライル様ほら必死だからさ(震え)
あんだけ暴走かましたくせにここにきて駆け引きを覚えやがったのである。唐突に二足歩行した我が子のように、だいきちは人知れず成長した姿に咽び泣いたね。あってる……それが駆け引きってやつさって、恋の伝道術師降臨しちまったかと思ったものなあ(何様)
何よりも市井デートの食事シーン、石田恵美先生の挿絵がマジで美しい。リク超可愛いからマジで見てくれ頼むから……188ページや…そりゃこんな慈愛のこもった笑み向けられたらどうしようもなくなるやんな。
だけどリクはリクにとっての当たり前をしただけ。当然、ここまでの特別扱いをされるに値しないともいう。過分な愛情と奉仕に、身に余る身には受け取れないとライルの気持ちを知った上で言う。二人の前には身分の違いが壁として聳え立っている証拠だ。
このシーンの文面からは悲壮感はなく、どちらかと言うと穏やかに綴られている。
場面場面での緩急が素晴らしいので、シーンに合わせて読者の視線の主導権を世界観が握っているようにも思えた。じっくり読んでほしい、何よりもライル様が経験してきたことのさまざまを照らし続けたリクと、救い上げられたライル様の穏やかに語らうシーン。ずっとライル様をお世話していた、リクだけが知るライル様の知らない部分をなぞって自分の気持ちに向き合っていく。マジで美しい描写なのだ。
マジ話し合いってマストよ。
二人の気持ちが揃わなきゃ姿を表さない奇跡ってやつはまじで憎い仕様である。
そして二人が育てた奇跡の灯火は、必ず救いが必要な人を照らし出すというのも、作中の展開で描かれている。
ほんとに、二人両思いになって完結というわけではないところが最高に面白い。
この後は新たな問題というか、なぜこうもリクがライルと出会えなかったかの新なる理由に触れられるわけなのだが、これ以降はマジでお口をミッフィーにします。いやヒントはめちゃくちゃ語りたいんだけど、後半に行くにつれてのめり込みすぎてだいきちの現住所を行間へと移してしまったので、とにかく読んでほしい。
まだ触れてないところがあるだろうここで。そしてカルイの仕事のできない男っぷりが、一つの行動で大きく挽回してくれる。飄々として憎めない仕事のできないカルイから、仕事のできないが一瞬だけ消え去る場面があるのである。
何度もいうが、これは救いの物語だ。
でも視野を広げてみてほしい、キトー先生の伏線は、最初の1ページ目からすでに始まっている。ここではあまり触れなかったが、キャラクターたちそれぞれの生き様も一冊にまとめられている。
どうか本当の悲願を見つけてほしい。目に見えているものが全てじゃないことだけを信じて、最後まで読んでもらいたい。そんな素敵な作品である。
あと冒頭に行ったがマジでライル様の美しい尻がクローズアップされて消し飛ぶのでそこも刮目せよ(台無しだよ)
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