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男と夫の違いについて考えてみた 24.6.13 P6

結婚生活を振り返ってみて、いつしか自分の中に自然と芽生えた『父親』の感覚。自然と薄れていった『男』としての感覚について考えてみた。

昨日、学生時代のバイト先の先輩(知り合って20年くらいのお付き合いで現在は弁護士)と食事に行った際、この話題について語り合った。

私の場合は結婚した段階で、妻に10歳の子供がいて、いきなり父親になった。今振り返ると、当時はなったというか、「父親になろうと奮闘した」という表現の方が正しかったと思う。
休日はうーちゃん(長男)とキャッチボールやバッティングセンターに行き、その流れで少年野球チームに入り、お父さんコーチとして向き合い、多くの時間を一緒に過ごした。
リリーも生まれ、うーちゃんは中学に上がると同時に野球から離れ、陸上を始めたので、休日はリリーと二人で海に行ったり、動物園に行ったり、料理教室に参加したり、水族館に行ったりとデートを楽しんだ。当時専業主婦だった妻は平日の育児の負担から休日はゆっくり過ごしたいと休養に充てていたので、ほとんど2人で出かけた。

そういった時間が父親にさせてくれたのだと思う。

家計の管理は妻が行い、お小遣い制だったので一定の金額の中でやりくりすることを覚え、株の利益で飲みに行ったりはするものの、質素な生活だったと思う。
身に着けるブランド品に関しても、特にこだわらなくなった。

極めつけは、車の選択だ。

結婚当初はボルボを乗っていたが、2年半前に買い替える際、自分の趣味では選ばない薄い水色の型落ちの中古セレナを選択した。家族5人で出かけるときの利便性を考慮し、乗りたい車ではなく、家族が喜ぶ車を選んだ。
探せば、ほかにも色々とあるのかもしれないが、これら父親としての行動に一切の不満はなかったし、喜んで受け入れた。

しかし、同時に薄れていったのが「男」としての感覚である。
昨日、先輩と語り合った「男の定義」は
 動物が狩りをする感覚、欲求を掴む力、エネルギー、ギラギラしている目、経済力、余裕などなど
ビジネスに命を懸け、事業を成り立たせようとする経営者みたいなイメージ。女性との関係や趣味・遊び・仕事にもすべてパワフルで生きざまに色気を感じる姿。

サラリーマンではあるが、ボーナスは歩合であるため私も若いときは、数字を作ることに必死に仕事に励んだが、経営者にはすべてを背負った覚悟のようなものがあるため、大きな違いがある。

世の風潮も相まって、働き方改革にいつしか自分自身も浸かってしまい、全身からのエネルギーをフルに何かに打ち込むことが少なくなってきたのではないかと思う。

シンパパになろうとする今だからこそ失ってはいけない『男』としての感覚、
子供達を最優先に考えながらも、
自身の様々な欲求への追求と
夢の実現などにも最大限エネルギーを解放して、自分を高めて新しい自分を発見しなければいけないなぁと考える今日この頃でした。

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