喉元過ぎれば。

コロナで空白の3年間も忘却の彼方へ。
顧客の戻りはまだ3-4割といった感じだが、あっという間に業務は通常運転に。
3年間の3分の1は在宅で、出勤日も定時退社。
対人ストレスもなく、もうコロナ終わらなくてもいいんじゃね?と思った。
ちょうどコロナ前の数年は、とある仕事のプレッシャーで眠れなくなる程で、これから逃れるには自分が辞めるしかない、絶対無理だがこの仕事が無くなればいいと神様仏様に祈ったら、変な形で実現した。

この3年間で、外国人観光客がいない観光地の様子を見聞きして、もう日本はインバウンドなんて必要ないのでは?と思うようになった。
ガラパゴスでいいやん。
少子化で、旅行業界、ひいては日本経済にインバウンドが必要という話も聞くが、次から次へとインバウンドを当てにしたホテルや店を作って、自分の首を締めてるだけでは。

多言語看板だのアナウンスだの、ハラルだの、ベジタリアンだの、必要以上に対応する必要はない。
刺身食べられない、牛肉食べられない、水に氷入れないで。
あ、そうですか。でいい。
日本の受け入れ側がそんなに気を遣わなくもいい。
日本も日本でいい加減、OMOTENASHIとかドヤるのは止めよう。
日本の常識に基づいた自然な対応で十分。

あと、私は西日本の人間で、日本に住んでいた頃、東日本にはほとんど行った事がなかった。
旅行会社に勤めていたけど、そこまで旅行好きという訳でもなく、東京も用事で数回だけで、東北とか遠過ぎて行こうとも思わない。
お客様も、もちろん東日本に行く人もいるけど、ディズニーランドは別枠で、関西近郊、国内で遠出するなら沖縄・北海道、あとは近場の海外が多かった。

東日本に住んでる人はその逆で、九州が東北みたいな感じなのではないかと。

海外に出て日本を旅行する機会が増えて、西日本はもちろん、東日本にも西とは違う魅力的な観光地が山の様にあるのを知った。

コロナを機に、インバウンド向けの謎ホテルや店を一掃して、西日本⇔東日本の国内客の往来を増やせば、国内メイン+αでどうにかなるのでは。

無闇に数だけ追って、観光地周辺に住む人が、日本人とはマナーが違う外国人にイライラするよりいいと思う。

マナーについては、海外が長くなると、実は日本の方が特殊で、日本人は「侍」の様だと感じる時がある。
マナーが良い悪いではなく、そもそも概念が違って、こちらではこれが普通というか許容範囲。
日本の雰囲気を察して大人しくする人もいれば、悪気なく自国のマナーで通す人も多い。

ここ数年でありえない内容の外国語の注意書きが増えて驚く事がある。あれをわざわざ書くという事はそれをした人がいるという事。

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