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出産レポ

5/23日のAM5:05、2652gの男の子を自然分娩にて出産しました。
命を授かり誕生させることがどれほど奇跡的なことなのか、尊い息子を横目に残したいと思います。


21歳、初産で本来の予定日は6/3だったのですが、11日ほど早い38w3dで息子は産まれてきました。

所要時間11時間。超がつくほどではありませんが、初産婦にしては安産であれよあれよという間に誕生。

私の体が小さかったために息子も少し小柄でしたが、小さく産んで大きく育てろとよく言われたのでOKです。

妊娠の経過に大きな問題はなく、母子共に至って健康。GBS検査で+が出た事以外は特に指摘をされませんでした。
これは+がでても出産前に点滴を打っていれば、赤ちゃんに感染する可能性を抑えられると説明を受けました。ネットで調べると怖い事がたくさん出てきましたが、先生が大丈夫と言うのなら大丈夫なんだろうと気にしない事にしました。


さて、いよいよ出産するまでの事、入院中の事を書いていこうと思います。

5月22日の18時頃、里帰り先の実家で昼寝から目覚めた時には不規則にくる生理痛のような痛みを感じていました。
この時は

「前駆陣痛になるだろう、内診グリグリもされてないし初産は予定日すぎるって言うしな」

とあまり気に留めていませんでした。痛みレベルはまだ大したことありません。10段階(子宮口全開時)で言ったら1です。
洗濯を取り込んでご飯を食べて、ゴロゴロし出した19時頃。中々痛みが治らないな、と思い念の為に間隔を測り始めました。この時はまだ産まれるなんて思っていません。(痛みレベル1)
測り始めはこのくらいでした↓

みてわかるように感覚が本当にバラバラだったので油断しまくりでした。((これはこのあと陣痛が5分感覚になるまではずっとバラバラで、痛みレベルが上がっていく感じでした。))

測り出したはいいものの、一向に痛みがひかないまま3時間が経過し22時に。(痛みレベル3)今日は随分痛みが続くなあと、まだまだ呑気に過ごしていました。
お風呂に入るついでに、プリンと化した髪色を黒染めしてしまおうと考えます。
まてよ、結局お風呂に入るんだし浴室温めておけばいいんだから....とマッパで黒染め開始。

黒染め液を浸透させる30分間。今思えばこれがこの後のことに功を成したのではないかと信じて疑いません。

何をしたかというと、“痛む時に仙骨シャワー”です。マッパでスマホをいじっていたのですが、なんとなく体を温めた方が楽になりそうだと思って始めたことです。これが体の血行を良くして、安産で済んだのかなあと思っております。

仙骨シャワーを繰り返し、黒染めも完了。入浴を済ませて上がる頃にはお腹の痛みレベルは5くらいになっていました。
まあ呑気なもので、このまま寝て休めば痛みも治るだろうとまだ産気づいているとは思っておりません。
書いていて思いますが、危機感なさすぎてびっくりです。自宅出産しなくてよかったですほんとに。

23時を迎えます。
痛みレベルは6へアップ。波がやってくると「ゔー」とか「イッテェ、、」と声が漏れるようになりました。丸いものが骨盤に乗っかっている、明らかに息子の頭が子宮口を押してきている。とここで初めて本陣痛になるのでは?と思い始めます。
それでもまだ痛みを自力で我慢できていたので、疑心暗鬼です。

それもこれも、祖母に「障子の珊が見えなくなるくらい痛くならないと赤ちゃんは出てこない」と言われていたためです。「痛い。けどまだ珊見えてる。発狂とかするレベルじゃないし...」と右往左往しておりました。アホです。自分の体なんだから自分で判断したらいいものを🫠

ちなみにこの時から意識していたことは呼吸です。思いっきり吸って、吐いて、終始深呼吸する事を意識していました。
痛みの波がくる時、個人差はあるかもしれませんが、私は横になっているより座っている方が楽でした。もっというと立っている時が1番楽でしたね🤔

24時です。
感覚は4-5分で整い出します。痛みレベルは7。ここでやっと産院に電話をかけました。
今の状況を伝えたところ、この後もっと痛みは強くなってくるだろうが、初産だから時間がかかるはず。1-2時間は自宅で様子を見てほしい。と言われました。


正直言って絶望。


痛いのは我慢できる。がこれ本当に大丈夫なやつなの?もう産まれちゃうんじゃない?それなのにまだ自宅待機?と不安でいっぱい。
これはもうこのまま出てくるんだ、とこの時初めて確信へと変わりました。


午前1時になります。
レベル8です。母親に尾てい骨をグイグイやってもらっていました。そんな中トイレへ行くとおしるしが。もう一度産院へ電話しました。
一度内診してみて、開き具合みますか?もしかしたらそのまま帰宅になるかもしれませんが、それでもよければ一度来てもらえますか?と。
直感的に、これは行かないとまずいと思います。と伝えて入院の準備をして出発しました。雨土砂降り☔️、⚡️鳴りまくりだったのをよく覚えています。


2時です。産院へ到着し、内診をしてもらいました。
そこで驚き。

あれ!?
もう8センチも開いてるよ!これは入院だね〜

どうりで痛いわけだと納得しました。
助産師さん曰く、電話越しの声が落ち着きすぎていてまさかこんなに開いていると思わなかったと言っていました。もしかしたら痛みに強い人間なのかもしれません。

分娩室へ直行です。
こんなご時世だったので立ち会いも面会も禁止、送ってきてもらった母と言葉を交わす事もなく入院になってしまいました。
分娩室についてから点滴を打たれ、分娩監視装置をお腹につけてもらいました。全開になるまでもう少し頑張ろうね、と分娩台へ。そこから1人で陣痛に耐えました。


3時になります。
もう限界だ、痛すぎる。声を出すと疲れると聞いて呼吸に専念していたのに、唸り声が勝手に漏れてきてしまうくらいには痛かったです。

それでも痛いだけ。いきみたい感覚がなかったので、もう少し分娩室で1人耐えました。


4時です。
ここでようやくナースコール。MAX痛いレベル10。
痛いですし、痛む時に息子の頭を下腹部で感じるんです。ぐぐぐ、と頭で一生懸命に出てこようとしてるんだとこの時点で既に泣きそうでした。

助産師さんに内診をしてもらうと子宮口は全開に。
いよいよいきみます。コツは目を開けておへそお見ること👀

一回目のいきみ。正直できているのかどうかもわかりませんでした。ただ、陣痛の1番強い痛みの時に踏ん張れる事は救いです。
ここから数回いきみましたが、どうやら息子が私の恥骨に引っかかっているらしく降りてきません。
横になった体制でいきんだりもしてみましたが、陣痛が遠のいてしまいそうだったので元の体制に戻って一度内診。

助産師さん曰く、本来下向きで産まれてくるはずのところを息子は仰向け。オデコが引っかかっていたようですが、横を向いていきんだ拍子に通り抜けられたそうです。
ちなみにこの内診の間はいきまないでくれと言われたので、耐えたのですがもうはちゃめちゃにいたかったです、、、暴れたくなるほど痛かった😇

そんなこんなで無事恥骨からの脱出を果たした息子。いきむだけ確実に降りてきます。いきみのコツを掴んだ私は、早くこの痛みから解放されたいと一回の波で3回ほどいきみました。

出口から頭が見えたとき、息子の頭を自分で触らせてもらい、あとすこしだ、、!と気合を入れ直します。

ですが頭が外に出るその瞬間、陣痛から出産に至るまでの中で1番強い痛みに見舞われました。

皮膚が引き伸ばされるあの痛さたるや、、、それはもう半端なく、一瞬出すのを躊躇ったほど凄まじかったです。もうお股痛いです!!!と口に出さずにはいられません。笑

意を決してぬん!といきむとドゥルンといった感じで、息子が産まれてきました!
分娩時間は11時間。AM5:05、2652gのきもーーち小さめ赤ちゃん。

泣くことはないだろうと思っていたのですが、産まれてすぐ大きな声で泣き出したところを目の当たりにすると、自然と涙が溢れてきました。
今までお腹にいた子が一生懸命生きて、産まれてくるこの瞬間まで誰よりも1番頑張っていたんだと思うと母性が爆発。

ひぃ〜ちっちゃいかわいい〜と和んでいられるのも束の間、息子は連れていかれ私は胎盤と会陰の様子を見てもらいます。

私の会陰は切開が間に合わず、左右と下の部分が少し裂けてしまいましたが数針縫うだけでことなきを得ました。麻酔ありで縫ってもらいましたが、なぜか痛みを感じました。
チクチクとした痛みがあるたびに「アイテ、アイテテ」と声を出していましたが、それより胎盤出すためにグリグリされてるお腹の方が痛くて仕方ありませんでした😇

私のオシモのことが終わるとようやく息子が腕の中へ✨
はぁぁぁんかわい♡とゲヘゲヘしながら、夫と実母へテレビ通話しました。息子と一緒にいた時間は30分ほど。助産師さんが息子を連れて行ってくれ、私は分娩室で1時間ほど休んでから個室へ移動となりました。


長くなりましたが、出産レポは以上になります。
拙い文で、メモ書きのようになってしまいましたが読んでいただいた皆様、最後までありがとうございました。
入院中のことや産後の様子はまた別投稿でまとめようと思います。


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