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指導計画作成のヒント 月案10月

こんにちは。とさかまるです。

さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。

丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!

と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
今回は月案 10月 (幼児)編です!!


養護(ねらい)

・外遊びの後や食事の前には、自分から進んで手洗い、うがいをしようとする。
・自分の思いを保育者に受け止めてもらうことで、安心して過ごす。
・手洗いやうがいなど健康に必要な習慣を理解して自ら行おうとする。
・十分に休息を取りながら落ち着いて過ごす。
・運動する際には休息をこまめにとるなどして安全かつ健康に活動できるようにする。
・安心して自分の気持ちを表現できるよう、一人一人の思いを十分に受け止める。

養護(環境構成、援助)

・手洗い、うがいの正しいやり方やなぜ大切なのかを伝えるときには、絵本などで見せながら子どもに問いかけをするなど、一方的にならないように工夫し子ども自身が納得できるようにする。
・子どもから保育者に気持ちを伝えられるよう、静かに過ごせる環境を整える。
・手洗い、うがいの仕方を見直せるように子どもと一緒に取り組み、しっかりと洗う姿を見せていく。
・休息の大切さを伝え、心と身体を落ち着けて休めるように促す。
・自分から休息や水分補給などができるように休めるスペースやお茶などの環境を整えて促す。
・子どもが安心して自分の思いを表現できるようゆったりと穏やかな雰囲気作りを心掛ける。

健康(ねらい)

・外で全身を使うことの楽しさを知り、意欲的に遊ぶ。
・秋の気配を感じながらのびのびと身体を動かして楽しむ。
・友だちと一緒に様々な運動遊びを楽しみ、のびのびと身体を動かす。

健康(環境構成、援助)

・集団遊びなど保育者が様々な遊びを提案することで、全身を使って遊ぶことができるようにする。
・鬼ごっこやリレーなど身体を動かす集団遊びの楽しさを伝えていく。
・様々な運動遊びを用意し、のびのびと身体を動かせるようにする。

人間関係(ねらい)

・友だちと一緒に一つのことに取り組む中で協力の意味を知り、みんなでやり遂げていく嬉しさや達成感を味わう。
・友だちと協力しながら一つのことに取り組み、力を合わせることの大切さに気付く。
・友だちに進んで声をかけて友だちと協力する楽しさを知る。

人間関係(環境構成、援助)

・みんなでやり遂げる達成感や嬉しさを味わうことができるような声掛けを行っていく。
・エイサーやパラバルーンなど、友だちと協力する体験ができる機会を増やしていく。
・友だちに進んで声をかけるのが難しい児には寄り添い、一緒に話しかけて関わりを持てるようにする。

環境(ねらい)

・木の葉や落ち葉など秋の自然物をごっこ遊びに取り入れながら、友だちや保育者と言葉でやり取りして遊ぶ。
・秋の自然に興味を持ち、見つけたり調べたりする中で知識を深める。
・秋の自然に興味を持ち、季節の移り変わりを感じる。

環境(環境構成、援助)

・散歩の行先などを事前に確認し、秋の自然物などを遊びに取り入れることができるようにする。
・保育室に秋の自然物を飾るコーナーを作り、子どもたちが集めた落ち葉などを置いておくことができるようにする。
・発見したものをすぐに調べられるように図鑑を用意しておく。

言葉(ねらい)

・自分が発見したことや気づいたことなどを友だちや保育者に言葉で伝えようとする。
・寿限無などの言葉遊びや、しりとりなどに触れ、言葉の響きや音を楽しみながら遊ぶ。
・相手の思いに耳を傾けたり、自分の思いを伝えたりする。

言葉(環境構成、援助)

・子どもたちの発見を丁寧に拾っていくようにする。
・寿限無などの長い言葉は、リズムに合わせて楽しく覚えられるように工夫をする。
・自らの思いを伝えるのが難しい児には寄り添ったり、相手の思いに耳を傾けやすいような雰囲気作りをしていく。

表現(ねらい)

・秋の自然物を用いてみた手遊びやごっこ遊びをして、イメージを共有して表現することを楽しむ。
・音楽に合わせて身体を大きく動かし、楽しみながらエイサーを踊る。
・様々な色や素材を使って、自分なりに工夫をする楽しさを味わう。

表現(環境構成、援助)

・秋の自然物を拾ってきて、遊びに取り入れることができるようにする。
・自由時間にも子どもたちが自由に踊れるように音源や場所などを用意して、楽しめるようにする。
・自由に表現をすることができるように様々な素材を用意しておく。

食育(ねらい)

・食事のマナーを伝え、少しでもできているところや、挑戦している姿があれば褒める。
・秋の旬の食材に興味を持つ。
・友だちと食事を楽しみながらも、マナーを守って気持ちよく食べようとする。

食育(環境構成、援助)

・座る姿勢や食具の片付け方など、丁寧にわかりやすく子どもたちに伝えていくようにする。
・絵本や図鑑などを使い、秋の旬の食材を見せてからクイズ形式で子どもたちが覚えられるように楽しみながら伝えていく。
・椅子の座り方や箸の持ち方を事前に確認し、意識して食事ができるように心がける。

配慮すべき事項

・気温差が日によって大きく変わる季節の為保育室の室温調整や、戸外活動時の子どもたちの服装等に配慮していく。
・子ども同士の言い合いやトラブルになったときには双方の話を聞き、仲介する。口調が強くなってしまう児には、優しく伝えるよう声をかけていく。
・寒暖差が激しくなるので、活動に応じて衣服の調節を促したり室内の温度を調整して健康的に過ごせるように配慮する。

保護者支援、連携

・運動会への活動が多くなるのでけが予防のために爪はいつも短めに切ってもらうように伝える。
・体調を崩しやすい季節なのでこまめに健康状態を伝え合うようにする。
・日々の友だちとの関りや行事に向けての姿を伝え、成長の共有を行う。
・朝夕の寒暖差が激しくなるので調整しやすい服の準備をお願いし、園にある着替えの中身の変更もしてもらう。

職員との連携

・活動的になってきたので戸外では特に危険のないように、保育者どうしで役割分担をして子どもの様子を把握する。
・運動会に関しての役割や進行を決め当日安全にスムーズに進行できるように確認を行う。
・子ども一人一人を丁寧にみて体調や機嫌の変化に気付いたときは職員間で迅速に伝え合って、体調を確認するなどの対応をスムーズに行う。
・園外での活動をするときには交通ルールを伝えて守れるようにしたり、環境の確認も行い安全に活動ができるようにする。

長時間保育

・安心できる環境の中で、自分の好きな遊びを見つけて落ち着いて過ごす。
・安心してゆったりと過ごせるようにする。
・異年齢児や保育者と関わりながら安心して過ごせるようにする。

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