指導計画作成のヒント 月案9月
こんにちは。とさかまるです。
さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。
丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!
と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
今回は月案 9月 (幼児)編です!!
養護(ねらい)
・夏の疲れによる体調不良に留意し、健康に過ごす。
・安定した気持ちでいろいろな活動に取り組む。
・帽子の着用や水筒の持参など、戸外遊びの準備の仕方を身に着けていく。
・自発的に身のまわりのことを行い、意欲や自信を味わいながら過ごす。
・健康に過ごせるよう、一人一人の健康状態を把握し休息や水分補給を活動後に適宜促していく。
・ひとり一人の思いを受けとめて褒め、励まし、認めながら安心して過ごせるようにする。
養護(環境構成、援助)
・室温や換気に気を付け、風通しを良くするなど気持ちよく過ごせる環境を作る。
・子どもが自分のしたいことに自信をもって取り組み伝えることができるように、その表現を認めていく。
・水分補給を忘れている子どもには随時声をかけ、習慣付けられるようにする。
・「自分で支度ができない」と保育者に甘える姿に対して励ましながら見守っていき、頑張りを認めるようにする。
・自分から意識して水分補給や休息がとれるように声をかけていく。
・コミュニケーションやスキンシップを持ち、安心して思いを伝えたり生活できるようにしていく。
健康(ねらい)
・汗の始末や汚れた衣服の後始末、手洗いなどを自分で行おうとする。
・かけっこや体操などを通して、思い切り身体を動かして遊ぶことを楽しむ。
・自分の健康状態を知り、休息や水分補給などを適切に行う。
健康(環境構成、援助)
・自分でしようとする気持ちを受けとめ「一人でできた」という自信につなげることができるように、ゆとりをもって見守る。
・運動会の練習は、遊びの中に取り入れながら少しずつ慣れていくことができるようにしていく。
・子どもの顔色や様子をこまめに確認しながら水分補給や休息を促していく。
人間関係(ねらい)
・友だちや保育者と、全身を使って遊ぶことを楽しむ。
・競技の練習を通して、みんなで力を合わせる楽しさや喜びを味わう。
・友だちと共通の目的を持ち、考えたり工夫をしたり、協力しながら様々な活動に取り組む。
人間関係(環境構成、援助)
・友だちと一緒に遊ぶから楽しい、協力したことでできた事など友だちの存在を意識して関われるように声掛けをしていく。
・パラバルーンやダンスなどではみんなで動きを合わせるときれいに見えることを伝え、意識できるようにする。
・意見がまとまらないときには、保育者がいくつか案を出してみたり、援助をしていく。
環境(ねらい)
・散歩や戸外遊びを通して秋の自然に親しみ、興味や関心をもつ。
・落ち葉や秋の虫を探すことを楽しむ。
・身近な自然に触れて、感じた事や考えたことを表現する。
環境(環境構成、援助)
・散歩の際には「秋を探しに行こう」と期待を持てるような言葉をかける。
・季節の変化に気付けるように秋の自然を扱った本や図鑑を用意しておく。
・図鑑を保育室内の手の届くところに用意し、気になったことはすぐに調べられるようにしておく。
言葉(ねらい)
・自分の気持ちを相手に伝えようとする。
・自分なりの言葉で思いや考えを表現しようとする。
・思いや考えを伝えながら活動する。
言葉(環境構成、援助)
・自身の体験を伝える機会をつくり、話すことの楽しさを味わえるようにしていく。
・子どもの話にはじっと耳を傾け、途中で話を遮ったり話を完結させることのないようにする。
・自分から発言するのが難しい児に対しては自信が持てるような声掛けをしたり、発言しやすい環境を作っていく。
表現(ねらい)
・好きな音楽に合わせて踊り、振付で歌詞やリズムを表現することを楽しむ。
・保育者の真似をしながら音楽に合わせて楽しく踊る。
・音楽や造形を通して表現することを楽しむ。
表現(環境構成、援助)
・ダンスに用いる音楽は子どもたちが踊りやすいように配慮する。
・ダンスの練習が嫌にならないよう、前向きな言葉がけを行い楽しいと感じながら練習できるようにする。
・保育者も一緒に行い楽しい雰囲気作りをする。
食育(ねらい)
・正しい姿勢で食事をし、後片付けを自分でやってみようとする。
・楽しい雰囲気で食事をする中で、食材や献立に興味を持てるようにする。
・食事のマナーを守って、時間を気にかけながら自分で食事を進める。
食育(環境構成、援助)
・食事の際のフォークの使い方や準備、片付けについてできているところを褒めながら、楽しくやり方を知っていくことができるようにしていく。
・給食の献立を一緒に読み上げどんな食材が入っているのかをクイズ形式で話す。
・食べる前に約束事を伝えて意識できるようにしていく。
配慮すべき事項
・その日の外気に合わせてこまめに室温調整を行う。
・運動遊びをする際にはこまめに休息を促していく。
・子どもたちの様子を確認しながら、室温や湿度を調整していく。
・子どもたちの様子を見ながら十分な休息、水分補給を行っていく。
保護者支援、連携
・まだ暑い日が続いたり、朝夕と日中の気温差が大きくなったりするので健康状態を伝え合う。
・運動会の取り組みの様子を、連絡帳やお迎え時に伝えることで一緒に子どもの成長を喜び合う。
・保護者にも防災訓練の流れをあらかじめ伝えて有事の際の対応について確認しあう。
・夏の疲れや寒暖差で体調を崩しやすい季節なので、服で調節できるように着替えの用意を多めにお願いする。
・休み明けで生活リズムを崩している場合はリズムを取り戻せるように家庭と連携を行う。
職員との連携
・天候や気温、子どもの汗の様子に応じて、衣服の調節を行う。
・残暑の為疲れやすく、体調を崩しやすい季節なので一人一人の体調や食欲について把握する。
・防災訓練の際にはあらかじめ役割を確認しておくほか、子どもの誘導の仕方について職員間で伝え合って有事の際に皆が同じ対応をとれるようにしておく。
・園外に出て活動するときには事前に役割を決めておき、保育者同士で声を掛け合いながら水分補給や休息を促していく。
長時間保育
・延長時に他児と楽しく関わり、安心して過ごす。
・安心してゆったりと過ごせるようにしておく。
・異年齢児とのかかわりを楽しみながら過ごせるようにする。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?