わがままになる季節
夕方になってもまだ日は高い
気が付けば、あのうららかな
そよ風はとっくにやんでいたようだ
あんなに待ちわびて、暖かかった季節は
役目が終わったとばかりに静かに過ぎさり
最近は、日に日に日差しの強さが増してゆくのを感じている
いよいよ
次の季節を迎える準備が必要になってきたみたいだ
羽織るシャツは軽くなり
カラダとの隙間にある空気の層は
あますことなくすみずみまでいきわたった
空に向かって両手を広げ
風の通り道をつくる
まだこの季節の風は勢いがあるみたいだ
私たちは
いつだって季節に対してわがままになる
どんな時期の最（さ）なかであろうと
ささいな不満を時折漏らしてしまうことがある
その反面
季節がもたらす様々な影響と上手に共存したいとも思っている
移りゆく季節を五感で感じ
おしゃれを通して自分のご機嫌をとる
決して一方通行にならないように
だからウェイヴィシャツの生地が少し軽くなることは
誰に対しても優しくなれる
最大の変化なのではないかとおもう
ふわっとボリュームがでて
厚みのあるウェイヴィシャツは、高級感を感じられとても好きだった
だけどライトな生地には
高級感に優しさがプラスされ、まるで友達のように親しみやすいのだ
気温があがってくる時期は
ちょっと丸めてバッグにしまい込むなんてこともあるかもしれない
そんな時も、広いこころで受け止めてくれているような余裕さえ感じる
あなたは前から見たところが好き？
それとも後ろから見たところ？
ライトになってもそれはどちらも素敵なんですよ
そんな会話が繰り広げられたらどんなに楽しいだろう
” 素敵 ”が2倍にふくらんだ「ウェイヴィシャツ」
ツンとしたいつもの「ウェイヴィシャツ」に少し距離を感じてしまう時は
優しいライトに袖をとおしてみてください
あなたの隣で
あなたの声に
きっと耳をかたむけてくれるはずだから
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