明日をちょっといい日に・・・
陽の光がまぶしいこの季節
汗と格闘しながらの１日を
どれだけ気持ちよく過ごせるか
それは毎年の課題になっている
白いシャツは何枚も持っていて
見た目の爽やかさは ” 白 ” からだと
長年にわたりそう思ってきた
ところが
年齢を重ねるにつれて
” 白 ” に逃避していた自分に
はたと気づく瞬間がおとずれる
いつしかおしゃれへの情熱が薄れ始め
無難という枠にすっぽり収まっているのが心地よくなっていたところ
小花模様の
「アルル」に出会ったのだ
いつも通り
わたしのフィルターを通して写る
色とりどりの ”白” で夏の準備を進める中
控えめなカラフルを表現したような
「アルル」に目が留まった
クローゼットの中で
白いシャツの間から見える小花柄は
きっと美しいだろう
平凡な日々の間に
時々訪れる
アルルとの１日
ちょっと朝が待ち遠しくて
早くに目が覚めるようにもなって
日常に小さな変化をもたらしたアルルは
明日を前向きに迎えられる喜びを
思い出させてくれる１枚になった
アルルの生地感は
無理をしていない感の
『涼しさ』と『軽やかさ』があふれでている
白だけじゃなかったんだ・・・・
それは私にとっての
一種の救いのような発見でもあった
初夏の風にふかれて
お洗濯物が乾く
白いシャツにまぎれて
一層高く舞い上がり
アルルが気持ちよさそうに
ハンガーごと揺れる様を眺める時の気持ちは
明日が待ち遠しいと感じた時と
きっと似ている
そんな気がするのだ
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