うしろ姿にハナガサク
わたしたちは
自分で自分の後ろ姿を直接みることができない
鏡の前で最終チェックをおこたった時
街中や電車の中で急にソワソワする経験が何度もある
パンツの裾がめくれていることにお昼過ぎに気付いたときは
泣きたい気分になってしまうほどだ
そんなわたしも、リピートパンツをはくと
うしろ姿を褒められる機会が多くなった
シルエットはスッキリと
そしてち密な計算のもと
まるで名だたる建築のように美しい曲線美を目にした途端
きれいだなぁ
そんな言葉が漏れるのは
自然なことなのかもしれない
ポッケの白いライン
何度後ろ姿をながめても納得のデザインで
その必要性を感じずにはいられない
このラインがこのパンツに及ぼす影響力は、想像を超えるものがあるのだ
パンツでかっこよさを装いながらも
肩に入ったちからをぬくように、ボーダーで脱力感をちょっとだけ残す
そうするとつい笑顔がこぼれて、自分らしさが顔を覗かせる
後ろを気にしないで気持ちよく過ごせた日は
決まっていっぱい笑ってしまうのだ
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