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創作キャラ紹介:ドリック

ドリックは、ヴァサラ戦記の二次創作作品『ヴァサラ戦記/The Lazy Revenger』および、補完エピソードである『The [Ordinary] Revenger』の登場人物。後者では、彼が主人公を務める。

「必死にやるだけやって、その結果がこれだ!これ以上どうしろってん  だ! あぁ?!」

ヴァサラ戦記-The [Ordinarily] Revenger-肆 より

プロフィール

役職:猛悟軍→山賊→放浪衆「リック団」首領
名前:アンリック・ドリック
別名:巨刃
年齢:40
性別:男
誕生日:不明
血液型:AB
身長:176㎝
体重:101㎏→82㎏


①概要

The Lazy Revengerの第一章にて登場する敵キャラクター。

山賊集団を束ねる頭領であり、自身の能力から『巨刃』のドリックとして活動圏一帯にその名をとどろかせ、ヴァサラ軍も彼の勢力に手を焼いていた。

その正体は元カムイ軍の兵士で、剛剣の猛悟の軍勢に加わって戦っていた人物。しかし、ヴァサラ軍2番隊およびジンの活躍で猛悟軍は壊滅し、紆余曲折を経て山賊となった。

The Lazy Revengerでレジィとヴァサラ軍に敗れてからは、生き残りを連れて放浪衆「リック団」を結成し、サバイバル生活を送っている。

②人物

山賊となってからは周辺の勢力を抑えてトップの影響力を誇っていたことから、己の成果を素直に受け止める自信家で挑戦的な性格。

後述の生い立ちも関係してかやや人に好かれやすい傾向があり、山賊時代やリック団においては仲間から「親分」と慕われており、猛悟軍崩壊の後かなり短期間のうちに山賊の頭領に成り上がっているため、そのカリスマ性が伺える。

一方で、破壊行動や殺人などお暴力的行為も必要であれば躊躇せず行う冷酷さを併せ持つ現実主義的な側面がある。

③容姿

側頭に剃りこみを入れドレッドヘアに、目元にも威圧的に見えるという理由で赤色のメイクを施している。

また、猛悟軍に居たころは鍛えていたこともあってかなり絞れていたが、山賊時代は略奪稼業が上手くいっていたこともありかなり太っていた(リック団結成からしばらくして元に戻っている)。

④能力

虚(こ)の極み: 恫偽虚喝(どうぎきょかつ)

自身が触れた物体に対して「五神柱」の様々な力を通して『虚像』を作り出す能力。火、水、風といった力が作用しているようだが、詳細は本人にも不明。どうやら『五神柱』のすべての格に対して一定の適性がある様子。

しかし、あくまで虚像であるため戦闘では心もとない。

そのため彼は、これらの虚像を用いて敵をかく乱し、最後は自身の持つ大太刀での直接攻撃を当てていくと言った戦闘スタイルをとる他、炸裂弾などの補助武器を併用して戦う。

だが、レジィとの戦闘時に「心理的理由」からこの極みを使いこなせていないことを指摘される。

虚の極み/改『導偽虚活』

上記の強化版。リック団での生活における鍛錬の末、ついに土や雷といった要因をも掌握したことで『虚像』に一定時間の実体化を付与することが可能となった。虚像と実体の使い分けによって戦闘スタイルの幅や攻守の力も向上している。

一方で、使い手の能力は強化することができないため、大きな太刀を手に入れてもドリックの腕力では重くて振るうことができない。故に、この戦法を用いる場合は後述の工夫が必要となる。

『一会太刀(いちえのたち)』
周囲の物質を集めて、一時的に巨大な太刀を作り出す。砂や土を固めることでできるほか、石や鉱石などより適した物質があれば相当な強度と切れ味になる。影夢幻との戦いでは、影の軍勢を薙ぎ払うために、枯れた木や土、石ころなどを利用して生成した。

『一会巨楯(きょじゅん)』
巨刃と同様に、一時的に盾を作り出す技。影イェンラに襲われたレジィを守るべく倒木の木くずから作り出したが、素材の強度もあり威力を弱めるにとどまった。

撒式火薬術(さんしきかやくじゅつ)

『大爆刀(おおばくち)』『発破ノ盾(はっぱのたて)』
彼が開発した特性の火薬を、上記の巨刃や巨楯を生成する際に仕込むことで、内部に爆発する箇所を内蔵することで、それらを用いる際に火薬の力を借りる技術。大爆刀は、ドリックの腕力では振るえない大きさの巨刃を、火薬の爆発で無理やり振り回す。また、発破ノ盾は敵の攻撃を受けた部分が反応して爆発し、相手側に強烈な反撃を繰り出す。

これによって、戦闘力としては期待できない極みの力を実用レベルまで改善した。

炸裂弾(さくれつだん)
初めにレジィたちと戦った時に、扉を吹き飛ばすのに使った火薬兵器。リック団の団員たちもいくつか携帯しており、影本体を地面ごと吹き飛ばすなどの高い威力を持って、影の軍勢と戦う際に活躍した。

⑤作中の動向

The Lazy Revengerにて
第四話でツバメの口からその名が初登場。この時点で彼は猛悟の敗死とともにカムイ軍から離脱しており、すでに山賊として名を上げていた。

五話にて、裏手からアリアを救出しに来たレジィとツバメを迎撃するために、扉を爆弾でぶち破りながら登場して、極みと大太刀を組み合わせた攻撃で二人を圧倒するも、レジィの「讐の極み」によって極みのからくりを見破られて敗北した。

その後、最終章にてジェラジオの拠点を発見したキャラバン隊とレジィの元へ現れ、まさかの再会を果たすが……。

The [Ordinarily] Revengerにて
リック団を率いて生活するドリックが主人公となり、彼の過去と共に「The Lazy Revenger」における出来事をドリック側の視点で回顧する内容。

団員の少年「ザック」に頼まれて、ドリックは自身の過去を語り始める。元上級民の家系で恵まれた環境で育った彼は、優秀な兄や両親からの期待を背負い窮屈な生活を送っていた。しかしある日、街を謎の大軍が襲い焼き払ってしまった。

混乱の最中、自身の行動が原因で両親を殺してしまった彼は、そのまま襲ってきた大軍の兵士に連れられて、新たな居場所で生きることになるが……。

「裏イザヨイ戦争」にて
The [Ordinarily] Revengerにて、とある目的のためにリック団を解散しイザヨイ島へやってきたドリックだったが、そこでとある戦いに備えて協力者を募っていたイザヨイカンパニーのナムに出会う。

火薬の扱いに長けていた彼は『花火師』としてカンパニーの傭兵となるが、集まったのはとんでもない奴らばかりで……。

⑥余談

・脱走して彷徨うペンギンに遭遇し、あんみつを食べさせてあげた
https://twitter.com/dai_hou_hi/status/1661995137130696704

・彼の町を滅ぼしたとされる軍隊については謎が多いが、後に彼が猛悟軍に加わっていることから、その軍隊ごとカムイ軍に取り込まれたと考えられる。

・アンリック・ドリックの由来は、ガンダムのリックドムから

・キャラバン合流前にレジィと出会っている為、彼の本当の名前を知っている数少ない人物。

登場作品リンク


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