しもやけに気づいた朝
数日前からなんとなく痛かった。よく見ると足の中指と小指が赤く腫れている。
今年もしもやけができていた。
わたしは太っていて、全身くまなく脂肪で覆われているから、寒さには人一倍強いだろうと高をくくっていた。そんなわたしがしもやけになるなんて、「あなたは太っていません」と判を押されたような気さえする。
太っていてもしもやけはできるようだ。
しもやけができると痛いしかゆい。
取り合えず、うちにあったデルモゾールＧというステロイド系の軟膏を塗る。
わたしは普段家で過ごすことが多い。
家で過ごすときに、スリッパを履く習慣がないのだ。
靴下を履いていれば足の冷えに対応できていると思っていた。
うちは階段もあって、洗面所やトイレには暖房はない。
このリビングしか暖房はつけないで過ごしている。
しもやけになっても軟膏を塗れば大丈夫だし、「あなたは太っていない」と冬に言われるような気がするのは少しうれしいので、足の冷えには無頓着でいる。
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