ラグビーワールドカップ2023 ポリネシア系諸国について

ラグビーワールドカップ2023 ポリネシア系諸国について書いてみたい。
ポリネシア系諸国とは、ここではフィジー、サモア、トンガを指して言っております。ニュージーランドも該当するかもしれませんがとりあえず先の3カ国とここでは定義しておきます。

さて、今大会から代表資格定義の変更があり、その変更がポリネシア系諸国にとって追い風になっていると以前の投稿で書きました。それではどのような変更があったのか?

これまでは、一国(地域)の代表チームでプレーした選手は他の国・地域の代表チームでプレーすることはできないとされていたが、新たな規定により、一定の条件を満たせば選手は一度だけ代表する国・地域を変更できるようになった。

では、この変更がなぜポリネシア系諸国にプラスになるのか?
これまでどこの代表になるかを選択する際、多くの選手がニュージーランドやオーストラリア、イングランドなど強豪国を優先して選択していたから。

しかし人口の多い国からの人材流出ならわかるが、日本でいえば市町村レベルの人口数。ここから人材が流出しているにも関わらず、世界レベルでもそこそこのレベルを維持(ワールドカップに連続出場中)しているのだから驚きである。ポリネシア系3国の人口はおおよそ以下の通り。

フィジー 約90万人
サモア  約20万人
トンガ  約10万人

ジャパンもポリネシア系諸国から人材供給を受けている。特にトンガからの留学生を多く受け入れており、今回のジャパンにもトンガ出身者は6名、フィジー出身者は3名となっている(ラグビーマガジンフランス大会展望号に記載されたジャパンより)。

ニュージーランド代表なんかにも多くいることを考えれば、国選択でトンガやフィジーを優先したらもっと強くなるんちゃうと思ったりします。誰がどこの出身か正確に把握していないので何とも言えませんが、金の流れ次第では、ラグビー強豪国の勢力図は結構変わってしまうのではと思ったりする今日この頃です。

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