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第96回アカデミー賞ノミネート紹介第1弾!

第96回アカデミー賞ノミネート紹介第1弾

第96回アカデミー賞のノミネートを紹介します。第1弾は助演男優賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、短編実写映画賞です。

助演男優賞

・スターリング・K・ブラウン
「アメリカン・フィクション」

徐々に映画でもその存在感を大きくしてきたお茶の間の人気者が初ノミネート。怒れる作家の問題を抱えたきょうだいとして観る者の爆笑を誘い、最後にはハートを鷲づかみにする。

・ロバート・デ・ニーロ
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

2度のオスカーに輝く生きる伝説、8度目の降臨。今回はデ・ニーロのキャリアでも最凶の役柄ウィリアム・ヘイルに扮する。先住民の将来を握ったかのような思いあがった権力者の姿に反吐が出ると同時に、その肖像に愚かさも忍ばすところ、デ・ニーロここにありだ。

・ロバート・ダウニー・ジュニア
「オッペンハイマー」

時代を代表するアメコミヒーロー、またはクールなアクションを決める名探偵である前に、彼はどんな役も出来る優れた性格俳優だ。戦後、反原爆の立場をとるオッペンハイマーに立ちはだかる原子力委員会の長、ルイス・ストローズとして場面の緊張を加速させる。ピリピリ。

・ライアン・ゴズリング
「バービー」

彼はただのケンに過ぎないが、ゴズリングはそのつるんとした人形に嘆きの魂を注ぎ込む。頑張る全ての理由はバービーの関心を惹きたいだけなのだ。泣いて笑って歌い上げて、常に全力のケンの勇姿は男たちの縛りをも打ち破る。

・マーク・ラファロ
「哀れなるものたち」

ベラと旅を共にする弁護士ダンカンの放蕩な振舞いに、いつもの優しいラファロの姿はない。どこまでもいやらしく、またベラを束縛する毒々しい男。それだけに自立し始めるベラに振り回される姿が滑稽に映るのだ。ラファロの裸一貫のパフォーマンスに拍手を。

美術賞

・バービー
美術:サラ・グリーンウッド 装置:ケイティ・スペンサー
・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
美術:ジャック・フィスク 装置:アダム・ウィリス
・ナポレオン
美術:アーサー・マックス 装置:エリ・グリフ
・オッペンハイマー
美術:ルース・デ・ジョング 装置:クレア・カウフマン
・哀れなるものたち
美術:ジェームズ・プライス、ショーナ・ヒース 装置:ズィッサ・ミハレク

【ひとこと】なぜか「オッペンハイマー」を予想に入れてなかった。お恥ずかしい。

衣装デザイン賞

・バービー
衣装デザイン:ジャクリーヌ・デュラン
・キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
衣装デザイン:ジャクリーヌ・ウェスト
・ナポレオン
衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ、デイヴ・クロスマン
・オッペンハイマー
衣装デザイン:エレン・マイロニック
・哀れなるものたち
衣装デザイン:ホリー・ワディントン

【ひとこと】美術賞と完全一致。

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

・GOLDA
-
カレン・ハートリー・トーマス、スージー・バタースビー、アシュラ・ケリー=ブルー
・マエストロ:その音楽と愛と
-
カズ・ヒロ、ケイ・ジョージウー、ロリ・マッコイ=ベル
・オッペンハイマー
-ルイサ・アベル
・哀れなるものたち
-ナディア・ステイシー、マーク・クーリエ、ジョシュ・ウェストン
・雪山の絆
-アナ・ロペス=プイグセルバー、デイヴィッド・マルティ、ムンセ・リベー

【ひとこと】やっぱり「Golda」か。

短編実写映画賞

・彼方に
-ミサン・ハリマン、ニッキー・ベンサム
・Invincible
-ヴィンセント・ルネ=ロルティ、サミュエル・キャロン
・Knight of Fortune
-ラッセ・リスケル・ノアー、クリスチャン・ノーリック
・Red, White and Blue
-
ナズーリン・チョウドリー、サラ・マクファーレン
・ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語
- ウェス・アンダーソン、スティーヴン・レイルズ

【ひとこと】ウェス・アンダーソン初のオスカー受賞なるか。個人的には「白鳥」も好きです。

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