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1980年ペンフレンドの思い出


小学校からの友人の上田君とベアはなぜか昼休みに図書室に居た

高一時代という分厚い本があった
それをペラペラとめくる上田君
急にベアに呟く
「このペンフレンド募集って面白そうだから
応募してみたら〜」と
ベアは「えーーっ、なんて書いたらいいか分からないよぉ〜」と返す
上田くんは続ける
「バイクとか乗ってるし、バイトしててお金には
余裕あるんだからなんかそんなの書けばいいんじゃない〜」とのたまう〜
すっかりその気のベアは上田君にそそのかされたと言う口実、大義名分を得てこう書いて発送した

「湘南の海とバイクの好きな女の子募集してます」と

そうすると凄い事が起きました
毎日、毎日、ほば全国各地から応募の手紙が銀色の小さな自宅のポストに手紙が届くという〜

北は青森県、南は大分県〜
青森県青森市、福島県郡山市、福島県会津若松市、
栃木県足利市、神奈川県戸塚市、岐阜県中津川市
山口県宇部市、島根県益田市、大分県国東市
の9人からの応募がありました

ベアは一人の応募もお断りする事なく、ぼぼ毎日、手紙を書き続けたのでありました

お陰で地図見ながら、場所を確認して沢山の質問をして地理の興味、歴史の興味を深めたのでありました

その頃はファーストキスの女の子がその中から
まさか現れるとは夢にも思っていませんでした

#ペンフレンド #ファーストキス#青春

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