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[其の十七] アマテル様

神様お菓子、17品目です。
今回は伊勢に行く前に、かおりさんのセッションでアマテル様からご依頼いただいていたお菓子です。
アマテル様からは「橘を使って、伊勢をイメージしたお菓子を作ってほしい」ということでした。

伊勢に行って感じた雰囲気を『橘』を使って、表現してみました。

写真では見えにくいですが、寒天の中に丸めた山芋あんが入ってます。

山芋あんを作って、橘を搾った果汁と皮をきざんで入れて、丸めたあんを寒天(橘のシロップを入れてます)にとじ込めてみました。
丸い球体にしたかったので、丸い氷を作る製氷器を使いました。

見えにくいですが、中の山芋あんは『伊勢』と、アマテル様から感じた『白』。
そして、丸い形や橘の皮は『伊勢の人々の想い』や『あたたかさ』『やさしさ』の雰囲気を表してみました。
山芋あんを包むシロップ入りの寒天は、
『伊勢の透き通った水と空気』や『神社やお宮さんの優しく包みこむような空気感』を表してみました。
丸い形にしたかったのは、『みんな笑顔』『みんなつながって、ひとつ』という雰囲気を感じたので「丸」にしてみたのですが、丸い製氷器は初めて使ったので難しかったです。
それから、お菓子を橘の葉っぱの上に置いたのは、『伊勢の豊かな自然』や『自然、神様、人々、すべてが"ひとつ"  "つながってる"  "そばにいる" 』という雰囲気を出したかったので、置いてみました。
(葉っぱに比べて、作ったお菓子の方が大きくなってしまいました …)

実はこのアマテル様にご依頼いただいたお菓子と平行して、伊勢で感じた雰囲気をお菓子にして、「ワンプレートにしよう」と思って、作ってました。
そちらはまた明日以降、お見せできたらいいな、と思っています。

橘の実は和歌山県海南市下津町の『観音山フルーツガーデン』さんからお取り寄せしました。シロップは『ならBonbon』さんの『大和橘シロップ』です。明日香村の高松塚古墳の『飛鳥ケイミュー橘の里』で栽培された大和橘を使用されているそうです。

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