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中国の庭園住宅

 中国の庭園住宅の特徴として、樹林老木があることがあげられる。
槐樹(かいじゅ)は昔大臣の家のシンボルであった。

 さらに、太湖石や大理石など石材を沢山用いる。古色がついてくるほど品格が増す。池の中に池亭(ちてい)があり、中洲の岩ぐみの上などから蓮池を隔てて眺められるように設置される。門は家の入口の大門以外に、庭園池畔に小門、中門があり、太湖石を積み上げ天然の石門のようなものをくぐらせるようにしたものもある。

 庭路にモザイク歩道がある。その図案には盆栽式の蘭の形、菊の形を始めとして円形直線模様色々ある。全体が鉄画ようなものもあり、小石の粒を図案的に埋め込んでいる。

 他に、堀の図案設計にすかしがあるなどの特徴がある。


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