僕の音楽変遷(超短編)

6/26(水)
今の邦ロックも良さはあるが、どうしても過去を振り返りたくなる。

6月も佳境に差しかかりますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕はとりあえずすべてがひと段落着いたので、相も変わらず自堕落な生活を送っています。

最近は僕の中で「古典派音楽ブーム」が巻き起こっている。時代の移り変わりが激しいこの世の中で、60年~80年代の音楽はもはや古典派と表現できるのではないかと思ってしまった。

元々僕がちゃんと音楽を聴き始めたのは中学1年生のころ。両親に買ってもらったiPadで、「THE BLUE HEARTS」を初めて聴いた。衝撃的だった。今はもうYouTube上では消されているとは思うが、いつかの紅白歌合戦で「リンダリンダ」を歌っている映像だ。画面上にあふれんばかりに広がるパンクロックの表現に、中坊ながら圧倒されたのを覚えている。そこからブルーハーツをほぼ全曲聴き漁った。特に当時はギターのマーシー(真島昌利)が大好きで、ソロ曲も聴いていた。僕のギターの源泉はここにあるのかもしれない。

そこから、いわゆる80年代ロックや、グループサウンズ、歌謡曲などにどっぷりハマってしまった。特に沼が深かったのはフォークソングで、中坊のくせに1960年代後半の学生運動時代(フォーククルセダーズ、高田渡、岡林信康など)のアングラフォークを調べて聴いたり、ニューミュージックと称されるポップなフォークソング(吉田拓郎、井上陽水など)を聴いたりしていた。当時の流行りと全く逆行している。僕がGReeeeNやEXILE、三代目をあまり知らないのは、このためである。

当時はあまりカラオケに行くことが無かったので、音楽において「変な奴」と思われることはなかった。高校生になってやっと、邦ロックとやらを聴くようになった。入りが銀杏BOYZなので、少し歪んでいるようにも思えるが、、、、

大学生になって音楽サークルに入り、新たな邦ロック文化に触れた。特にバンド。インディーズからメジャーまで幅広く。

思えば中学生ぐらいの頃から、潜在的にギターをやりたいという想いが芽生えていたのかもしれない。そしてこの頃があってこそ、曲の引き出しが無限大になった。ある程度の世代はカバーできるのではないかと自負している。今の邦ロックだって、もちろん素晴らしい音楽文化だ。でも時に立ち返り、ふらっと昔の音楽に触れることも、また違った良さがあると、僕は思う。

今日の一曲
THE BLUE HEARTS/僕の右手

大学3年の頃、飲み会後のカラオケでみんなが寝ちゃった後に、ブルーハーツが好きな後輩と2人で朝まで全曲歌ったことがあった。懐かしい。

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