41日目

日常があまりにも同じことの繰り返しで、これが何回目の1日なのか分からなくなる。

些細な差異を探しているうちに僅かな黒い点が恐ろしく憎く感じるようになった。その小ささに見合わない焦燥感を、絶望感を、憂鬱を、受け取ることができるようになった。

そんな小さな点、誰も気づかない。
見つけなければ、存在しない。
存在しなければ、恐怖を感じない。
恐怖がなければ、そこに積み重なる時間は無い。

精密で完璧ではないから悪なのだ。

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