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米イーライ・リリー、  新工場に8300億円

米製薬大手イーライ・リリーは28日までに、インディアナ州レバノンの新工場に53億ドル(約8300億円)を追加投資すると発表した。米国で需要が高まる肥満症治療薬「ゼプバウンド」や、糖尿病薬「マンジャロ」の原薬を増産するとのこと。

要約文

アメリカの製薬大手イーライ・リリーは、インディアナ州レバノンに新しい工場を建設し、肥満症治療薬「ゼプバウンド」と糖尿病薬「マンジャロ」の生産を増やすために約8300億円を追加投資すると発表しました。この工場は2026年末に稼働予定で、200人の従業員を追加雇用します。肥満症治療薬市場は急成長しており、2030年には市場規模が770億ドルに達する見込みです。需要が高まる一方で、薬の不適切な使用や偽造品の問題もあり、適正使用と供給の改善が求められています。

肥満症薬が心不全や腎臓病に効果

肥満症治療薬が心不全や腎臓病、パーキンソン病など様々な病気に効果を示すことが明らかになりました。GLP-1受容体作動薬と呼ばれるこれらの薬は、体内のホルモンに似た働きをし、特に糖尿病薬として開発されましたが、肥満症や他の病気にも有効です。最近の研究では、心不全や腎臓病患者の症状を改善し、パーキンソン病の進行を抑える効果も確認されており、今後も多くの病気に対する治療薬としての期待が高まっています。

日経新聞の図引用

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