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最近の自民党

政治に関するニュースを取り上げてなかったので、久々に扱う。岸田政権発足時は60%!あった支持率が今や30%をきってることに驚いた。

政治意識の現在を問う

この記事は、成蹊大学の野口雅弘教授が、現代の政治意識について論じたものです。以下に要約します。

1. **選挙の正当性**: 選挙が権力の正当性を保つために利用される構造があり、不公正な選挙でも結果が権力を正当化することが問題視されています。

2. **政治不信の要因**: 経済的格差や世襲政治が広がり、政治に対する悲観論を助長しています。裏金問題などが信頼を損ね、民主主義の正当性を揺るがしています。

3. **歴史的背景**: 1970年代から「民主主義の危機」が指摘されており、ガバナビリティー(統治能力)の低下が問題となってきました。経済成長の鈍化や多様化する有権者のニーズに政府が対応できていないことが原因とされています。

4. **現代の状況**: 中間層の崩壊や経済格差の拡大が進み、富裕層の支配(プルートクラシー)が強まっています。政治資金パーティーや裏金問題が、政治の信頼をさらに損なっています。

5. **信頼の重要性**: 信頼は「リスクを賭けた前払い」であり、政治家が内輪ではなく外部に向けて未来を語ることが重要です。政治家の言葉に耳を傾け、表面的な報道に惑わされないようにすることが求められています。

日経新聞の図引用

岸田首相、狭まる衆院解散の選択肢

岸田文雄首相は現在、内閣支持率の低迷や自民党の政治資金問題の影響で、9月の党総裁選までに衆議院を解散する選択肢が狭まっています。首相は政治改革や経済対策、外交を重要課題として挙げ、政治資金規正法の改正に全力を尽くす意向を示しています。

4月の補欠選挙で自民党が全敗し、特に「保守王国」とされる島根での敗北が大きなショックを与えました。党内からは「首相のもとでは次の衆院選は戦えない」という声が上がり、早期解散に慎重な意見が強まっています。

首相は再選戦略を練り直す必要があり、「ポスト岸田」の動きにも注目していますが、党内で目立った「岸田降ろし」の動きは見られません。政治資金規正法の改正による政治不信の解消を目指し、内閣支持率の回復を図る方針です。

日経新聞の図引用

静岡知事選「与野党対決」へ

この記事は、自民党が静岡県知事選で元県副知事の大村慎一氏を推薦することを決定したことについて報じています。以下は要約です。

1. **背景と候補者**: 静岡県知事選は川勝平太氏の辞職に伴うもので、元総務官僚の大村慎一氏(自民推薦)と前浜松市長の鈴木康友氏(立憲民主党などが支持)の対決が予想されています。

2. **自民党の状況**: 自民党は4月の衆院補欠選挙で全敗しており、党内の政治資金問題も影響して支持率が低迷しています。今回の知事選での敗北は、岸田文雄首相の再選戦略に大きな影響を与える可能性があります。

3. **過去の類似性**: 2021年の菅義偉政権末期の状況が頭をよぎり、当時も自民党は補選や横浜市長選で敗北し、菅氏は総裁選への出馬を断念しました。

4. **選挙戦の意義**: 静岡県知事選は地方選挙ですが、自民党の今後の勢いに影響を与える重要な選挙となっています。自民党内では、大村氏と鈴木氏が拮抗していると見られています。

5. **野党の動き**: 立憲民主党と国民民主党が鈴木氏を推薦し、連合も支援を表明しています。共産党や他の無所属候補も出馬しています。

この記事は、静岡県知事選が自民党にとって一地方選以上の重要性を持つことを強調しています。

小泉元首相「進次郎は総裁選出ず」

14日夜、石破茂元幹事長と小泉純一郎元首相が都内の日本料理店で会食し、岸田文雄首相の政権運営や9月の党総裁選について議論しました。小泉氏は息子の進次郎元環境相が総裁選に出馬しないと述べ、50歳になるまで時の首相を支えるべきだと進次郎氏に助言しています。また、小泉氏は石破氏に対し「首相になるには才能と努力と運が必要で、義理と人情を大切にしたほうがいい」とアドバイスしました。山崎拓元幹事長は、石破氏が次期首相の最有力候補であると述べ、石破氏に総裁選への出馬を促す意見も出ました。

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