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ラスワネクロの構築例と運用法(HOS)


1.デッキレシピ


デッキレシピ例(生成コスト:48350)

概要

ラストワードを稼いでダークアリスを走らせるデッキです。

2.採用カード

2-1.コンセプト枠

・闇色の童話・ダークアリス
このデッキにおけるフィニッシャー兼、ラスワ稼ぎ担当。
引けていたほうが動きやすいので、3積み。
このデッキ構築では、万死の否定者で確定サーチできる。

・万死の否定者
サーチ担当。また普通に出しても除去と回復ができるので強い。
ダークアリスを確実に確保するために、3積み。

2-2.ラスワ稼ぎ枠

・双天の恩寵
除去・回復をこなしながらラスワ数を稼ぎ、
ターン初めにダークアリス結晶を割ってくれる超有能カード。
できる限り出しておきたい。3積み。

・アイアロンルイン
1コスラストワードでエンネアを確定サーチできる。
このため、手札を減らさずにラスワを2稼げ、非常にお得。
1ターン目からラスワを稼ぎたいので3積み。

・紫紺の創造者・エンネア
1/1とベルエンジェルを出せる。
盤面ロックを多用するこのデッキには相性がいい。
アイアロンルインからサーチできるため、2積み。
…ところでエンハンス9はどこへ?

・レヴィールの悪党
1コスラストワードで、突進を持ち、
入手できるトークンカードも消滅するため盤面を埋めない。
まさにダークアリスのためのカード。3積み。

・ヴァルキュリアランス
1コスラストワード1ドローカード。
基本的に損しないがニュートラルフォロワーが引けない場合危険。
でも1ターン目からラスワを稼ぎたいので3積み。

・戦火の天使
3ppでラスワを2稼ぎ1ドローができるカード、なのだが
正直エンハンス効果が邪魔すぎてあまり採用したくないカード。
デッキのニュートラルフォロワーの数を増やすため1積み。
(追記 この記事を書いた後もう少し回した結果
思ったよりニュートラルフォロワーを引けない事故が多かったため
魔炎を1枚減らし2積みとした。)

2-3.自己破壊枠

・アンデットスレイヤー
2コス2ドロー2破壊カード。
一枚でダークアリスを2枚破壊できるのが非常に優秀。
地味にアグロ性能も高い。3積み。

・枕元の不吉
普通の1コス2ドロー1破壊カード。
ただし、0/-5することで破壊するカードのため
バフされた6/6ダークアリスを破壊できないことに注意。3積み。

・死都の支配者
1コス1ドロー1破壊でさらにラストワードも1稼げるカード。
優秀なのだが、ニュートラルフォロワーが破壊されている必要がある他、
3pp以下でないと利用できない欠点がある。3積み。

2-4.その他

・イズニアの発展
後攻だと1コス2ドロー4回復になるとんでもカード。
トークンカードがあふれがちなデッキなのでそれらを消費できるのもいい。
このカードのおかげで盤面ロックもやりやすくなった。3積み。

・真相究明
厄介な守護を持つ相手を無理やり突破するために必要なカード。
序盤に来すぎると詰むため、2積み。

・魔炎の斬撃
主に除去に用いる。ダメージバリアをはがすのにも使える。
環境によって増やしたり減らしたりするといいかもしれない。2積み。

2-EX.未採用枠

・イビルエクスポーザー
レヴィールの悪党が出てくるようになって使いづらくなってしまった。
万死の否定者のサーチに引っかかるのもよろしくない。未採用。

・セイントギャル・アルディス
突進がついてないし回復は間に合ってるので未採用。

・夢想の骸骨
確かに強いが万死のサーチをぶらすし墓場に余裕がないので未採用。
入手できる0コストークンはリーサルコンボに役立つため
1枚ぐらい入れる価値はあるのかもしれない。

・再生の親愛・ルベル
万死のサーチに墓場を使うためこのカードを使う余裕はない。未採用。

・蔓延る君主・ゼベット
これ出すぐらいだったら7ターン目のリーサルを狙ったほうがいい。
未採用。

・ナテラ関連カード
強そうだったがネクロにナテラを出すカードが出なかったので未採用。

3.基本的なデッキの回し方

3-1.マリガン

先攻後攻かかわらず、優先度は
双天の恩寵 
>1コスラストワードカード(アイアロン >悪党 > ランス) 
>>ダークアリス>戦火の天使 >>>その他カード

基本的に1コスラストワードカードと双天の恩寵をキープ。
ダークアリスはサーチでももってこれるため
マリガン優先度は低くなっている。

3-2.基本の流れ

ドロー効果を持つカードが豊富にあるため、
運が悪くなければ、普通に試合を進めていけば
手札が尽きることはなく、ラストワードも勝手にたまる。
そのためこのデッキはいかに相手の動きに対処しつつ
自分のリーサル条件を整えるかがカギとなる。
万死の支配者で融合するカードはこのリーサル条件に不要
または余ったカードを優先するとよい。
相手の動きに対する対処の詳細は
4.主要なデッキに対する動き方で紹介するが、
基本的なリーサル条件は次の3-3.基本のリーサルコンボで説明する。
また、4.主要なデッキに対する動き方でよく用いる盤面ロックのついての
基本的な考え方を3-4.基本の盤面ロックで説明する。

3-3.基本のリーサルコンボ

・厄介な守護を持つ相手の場合
手札に真相究明、アンデットスレイヤー、再生の毒リンゴをそろえ、
リーサルを決めるターンの初めにラスワカウント達成した
ダークアリスが出るように調整する。ダークアリスが出たら、

真相究明→ダークアリスで攻撃→ダークアリスに毒リンゴ
→アンデットスレイヤーで破壊→ダークアリスで攻撃
→アンデットスレイヤーで破壊→1コスニュートラルカードを出す×2
→ダークアリスで攻撃×2

で相手の守護を無視して7ppで相手に20点を与えられる。
アンデットスレイヤーから出るゴーストや、アンデットスレイヤー本体は
適当に相手の盤面に当たって除去する必要がある。

さらに、いくつかの派生パターンも存在する。
ターン初めにダークアリスを2体出るように調整すると
再生の毒リンゴは不要になり必要ppも6になる。
(さすがに6ターンリーサルは現実的ではないが。)
ダークアリスは万死から容易にサーチできるため
この方法は簡単に用いることができる。
また、アンデットスレイヤーの代わりに枕元の不吉2枚
または枕もとの不吉1枚と死都の支配者1枚を用いることもできる。

・特に守護を持たない相手の場合
厄介な守護を持つ相手の場合のコンボから真相究明を抜くだけである。
5ppで20点出るため、軽い守護くらいなら余ったppなどで破壊できる。

3-4.基本の盤面ロック

このデッキでは、3-3で紹介したように7ppのコンボが主な決着手段であり、
またラストワードカウントがたまるのが6~7ターン目であるため、
7ターン目でのリーサルを狙うことになる。
しかし、他の多くのデッキも6,7ターン目にリーサルがあり、
特に後攻の場合、普通に戦っていては7ターン目が来ない可能性が高い。
また、後攻は先攻よりEPが多いため、イズニアの発展を強く使える。
これらの理由から、特に後攻の時、盤面ロックは有効な戦術となる。
盤面ロックはあえて相手のフォロワーを破壊しないことによって
相手の盤面を埋め、取れる行動を減らす戦術である。
実際に盤面ロックを行う際は、エンネア、イズニアの発展
で耐久しながら、次のターン決着できるようにダークアリス結晶を
準備する必要がある。

4.主要なデッキに対する動き方

ここでは主要なデッキとして、バフドラゴン、アミュレットビショップ、ラティカエルフ、モノヴァンプ、自然ロイヤルに対する動き方を解説する。

4-1.バフドラゴン

不利。序盤からスタッツの高いフォロワーを出してくるうえ、
除去もしないと即座に12点飛んでくるのは正直やってられない。
つまり、盤面ロックなど特殊な戦術をとることができない。
ついでに除去にはリーサルに必要なリンゴを使わされる。
しかも3-3の厄介な守護を持つ相手に該当するためしっかり
コンボパーツもそろえないといけない。
なお、相手が手札事故を起こしてくれればこの限りではない。

4-2.アミュレットビショップ

微不利。先攻の場合は普通に戦っても7tの決着を狙うことが可能だが、
後攻の場合は6先で相手が盟約の熾天使を出して詰む可能性がある。
そのため、盤面ロックを用いることで
相手のアミュレットの破壊を妨害する必要がある。
攻撃力の低いブレッシングミュースやムニャール等を
残すのが良い。進化前荒野の案内人を残すのはおすすめしない。
この妨害によって相手の6先盟約の熾天使を回避することができ、
7tに3-3コンボで決着を狙うことができる。
双天の熾天使が消滅を持っていることには注意が必要である。

4-3.ラティカエルフ

微不利。リリィが入っている場合は不利。
まともな守護がないためリーサルコンボがやりやすい。
先攻の場合は6tでリーサルをとればよさそうだが、
後攻の場合は盤面ロックを仕掛け妨害する必要があるだろう。
(もうちょっと対戦回数が増えたら追記するかも)

4-4.機械進化ヴァンプ

先攻微不利、後攻微有利?
転輪の魔神やプロダクトマシーンが出てくる影響で
盤面ロックがやりやすく、守護も除去しておきやすい。
盤面ロックできる条件が整わなかった場合でも、
相手はほとんどの場合空いている盤面の数しか進化できないため、
2、3体相手の盤面に進化済みフォロワーを残すことで
相手のリーサルを遅らすことができる。
ただ、負け筋として幽闇の狩猟者・リアン&アルフィを早期に出され
除去できない場合などが考えられる。
狂乱ヴァンプの復讐ケアのため、機械進化ヴァンプが確定するまでは
相手リーダーを攻撃しないほうがいいだろう。

4-5.自然ロイヤル

微不利?まともな守護がないためリーサルコンボをとりやすい。
1/1疾走カードが多いため盤面ロックもやりやすい。
ラストワードネクロとしてはかなりやりやすい相手といえるだろう。
(もうちょっと対戦回数が増えたら追記するかも)

5.所感

かつてここまで盤面ロックが有効になる環境があっただろうか。
相手の動きを縛って一撃で吹き飛ばすロマンのあるデッキです。
そんなに弱くはないので、お試しあれ。


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