いつかの憂鬱

あんなに胸踊らせてたはずの出来事も何故こんなにも瞬間的に褪せてしまうのだろうか。
鉛のようななにかが胸に深く落ちて溺れそうになるのを堪えるのに精一杯だ。
時間が経って気が抜けていたのだろう。
ひとつもやを見つければ消えることがないことは知っていたはずなのに。
失恋ソングなんかで拭い切れない何かと今日も眠りに着く。

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