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家電量販店での「店頭表示価格」と「交渉後価格」はどうやってきまるのか?

こんばんわ!某★大手家電量販店店長です。今回は題名にある通り家電量販店における家電製品の値段の決め方について書いていきたいと思います。是非参考にしていただき、お得に買い物をしていただけたら嬉しいです♪


店頭表示価格は「市場」で決まる!

まずは店頭に表示されている店頭表示価格についてです。これはまともな企業であれば、同業種のチラシの価格や現在のインターネットの価格を参考に決められています。もちろん皆様もおわかりの通りかと思いますが、あくまでも「参考に」という事です。安く表示しているとは言ってません。その企業企業でメーカーと商談を行い、安くできる商品とそうではない商品というものがありますので、全てを同じにする事はできません。なのであくまで参考にしてつけているというのを理解してください。家電量販店でも昔は競合調査というのを頻繁に行い、同じ地域のライバル店に直接行き、絶対に表示価格が負けない様に対策を行っておりましたが、最近はそこまでやっている企業は少なくなってきております。なので、近くに複数店舗がある場合は時間が許すのであれば、巡ってみるのも良いのではないでしょうか?

交渉後価格は「私情」で決まる!

ちょっとダジャレみたいになりましたが、店頭表示価格とは違い交渉後の価格というのは、接客する販売員によって変わってきます。企業によっては交渉後の価格まで決められている企業もあるかもしれませんが、今の時代は近くのライバル店やインターネットなどお客様が参考にされている価格も多種多様です。そのため限界の価格を会社が決めているという企業が少ないと思われます。その時代の変化に対応できていない企業は生き残れていないと思います。あくまでその場その場での「現場の判断」に任されています。
ある企業では役職者、ある企業では販売員、企業によっても違いますが、もしかしたら店舗によっても違うと思います。どちらの場合でもたくさん売る販売員いわゆるトップセールスの販売員は値段を安くする事ができる可能性が高いです。役職者が決定権を持つ場合でも、役職者から信頼が厚く利益を確保したい役職者からも価格を引き出しやすく、販売員自体が決定権を持つ場合でも、自分が売りたいという気持ちが強いので価格を安く出す傾向があります。一方オタク風のベテラン販売員は、役職者が決定権を持っている場合は、役職者にあれこれ言われるのが面倒なので、その場で交渉を断ったり、相談に行くふりをしたりして、安くしてくれない場合が多いです。自分で決定権がある場合でも、売りたいという気持ちが乏しいため、価格を安くするぐらいなら売らなくてもいいや・・・という思考になります。
という事で、交渉後の価格というのは販売員の「私情」に左右される事が多いです。

まとめ

家電量販店における価格は、「市場」と「私情」によって決まる!という事がお分かりいただけたかと思います。最近は指定価格商品と言われる価格交渉が全くできない商品というのも増えてきておりますが、まだまだ家電市場は値切ってなんぼというのが一般的な考え方かと思います。正しい買い方を理解して、楽しくお買い物をしていただけたら嬉しいです!
それではみなさま、良い家電ライフを♪

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