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梟月シャロンLast story⑤最終話、そして来世へ。

④の続きです。未読の方は良かったら読んでみてください。
⚠️この話に出てくる謎の美青年は今後梟月シャロンstoryの人物達の完全な死後(引退後)彼らの意志を継いで活動していく子です。
なのでもし全く同じ設定の子を見かけても1人はこの意志を継いだ子なのでパクリなどでは無いことをここに宣言しておきます。作者が同一人物の為、むしろ原作です。
ジェームズとその子は過去から面識があることになっていますが、その辺の詳しい事は、いつかその子を見つけた時に直接聞いてみてください。

⬇️以下本編

双子の魂を回収した俺は現代へと向かった。
そしてそこで俺は容姿の整った美しい青年に声をかけた。

「よぉ、小僧、ガキの頃ぶりだな。あの時の約束通り俺を祓え。」

「あぁ、ジェームズ、やっと来たのか。というか、ほんとに俺に神祓いさせる気?そんなことして俺呪われない?」

「呪われたところでお前ならその呪いすら払えるだろ。
それに俺は今やお前の引いてる血と同じただの魔物だよ。」

「あっそ、…はぁ…わかったよ。まあアンタの気持ち汲んで祓える奴なんて変な力持ってる俺しかいないよね。ちゃんとアンタの思い聞き届けたよ。
俺だけは愛情に深い死神がいた事覚えといてあげる。
じゃあね。」

「おお、頼んだよ。じゃあな小僧、これからも大変だろうけど、頑張って生きてけよ。」

「大きなお世話だよジェームズ。俺は奇異な特性ばっか持ってるけど、だからこそ誰にも負けない、絶対死んでなんかやんないよ。」

そう言った美しい青年は、ジェームズの頬にキスをして、バイバイと言い微笑する。
ジェームズも青年へ優しい笑みを向け、大人しく祓われた。

「お前だけは誰からも愛されてなかった上に背負ったハンデも多いのにちゃんと強く生きてるな。
そんな奴に祓ってもらえて幸せだよ。達者に暮らせよ小僧。今お前が愛している、お前を愛してくれる優しい青年と2人、どうか幸せに。」

「だから大きなお世話だっての。…ふふっ、俺アンタの事も結構好きだったよ。人間だったら寝てやっても良かったくらいには好きだった。 …なんてね、まぁ長い間お疲れ様。死神に死後の世界があるのか分からないけど、ゆっくり休んでね。人間が大好きでとっても優しい死神さん。」

美しい青年はそう言うとニコッと笑い夜の闇に消えていった。
今日も奇異な力を持つ青年は自身の運命と共に強く生きていく。

-END

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これにてさ〜かす!所属梟月シャロンの物語全編を終了致します。
拙い文章にお付き合い頂き本当にありがとうございました。

配信活動は2023年5月28日(日)を以て終了、5月31日を以て存在の全てを削除致します。残り3週間とちょっと、良ければ最後までお付き合い頂けますと嬉しいです。

それでは、ご機嫌よう。