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Mr.Children 30th Anniversary Tour 「半世紀へのエントランス」 ヤンマースタジアム長居(06.18)


2022年6月18日(土)


何度この日を迎えることを待ち望んだことか。

そう思いながら朝の5時台早朝の電車に乗り込む。

乗り換えを重ね、新幹線に乗り、駅弁を食べるなどして適当に大阪までの時間を過ごした。

そして大阪に着き、またそこで乗り換えて難波に着き、駅から外に出る。

暑い。

天気は当初の雨予報から一変、当日の朝では曇り予報だったのにも関わらず晴れていた。

とにかく暑かった。

30度超える予報出ていたし、この暑さじゃ公演中やられるだろうなと思い、難波で昼食を済ませた後に会場へ向かい、その最寄駅である鶴ヶ丘駅前のコンビニで水を2本買い足した。

現地に着いて、一通り写真スポットに行ってカメラに収めた後に、会う約束をしていたファンの方にお会いしに行った。(時間無くて全員が全員お会い出来なかったけど)

Twitterアカウントの自分のプロフィール画像を名刺代わりにして「〜さんですか?!僕こういう者です!」ってやるの面白かっなぁ〜()
公演前にファンの誰かとお会いして沢山好きなことについて話すなんてこと今までしたことなかったから本当に楽しかった。

開演から2時間前には開場し、1時間前になるまではずっと話をしていた。初めてのアリーナでもあるし、お手洗いも済ませておきたいと思ったから、お会いした方々に最後に挨拶を済ませて、自分1人だけ先に会場入りすることにした。

アリーナレフト側のゲートを潜り、ステージのセットを目にしたその瞬間、鳥肌が立った。

「1番後ろでも近く感じる...。」

A列が1番先頭でI列が1番後方、自分は E列だったから、そこから全体の中間くらいの距離まで前へ歩み始める。

近づく度に鳥肌が増し、自然と顔が真顔を極めていく...。

今やっとMr.Childrenのツアーに来たという実感が強く湧いた。

最後にMr.Childrenのライブに行ったのがもう3年前だったし、ライブに行くという感覚自体もう忘れてしまっているのか、正直、口では「これからMr.Children見に行くんだ!」って言っても、なかなか心の奥底では行くことに対して本気の気持ちになれていなかった。

自分の席に着いた瞬間に広がった光景、

「ああ、近い...目を動かさなくても丁度良くステージ全体が目一杯にしっかり収まって見える...。なんだこれは...ここがアリーナなんだ...。」

3回目のツアーで3度目の正直でアリーナ席を当てて、初めてのアリーナの空間にゲートを潜った瞬間から圧倒されてしまい、状況整理が出来ないまま、ただただ感動して開演前から既に泣きそうだった。
いや、泣いてた。右目から一粒涙を溢していた。

それと同時に、自分よりも前の席に進んでいる人は、今何を思って何を考えているのだろうか、という興味すら芽生えた。
自分より前の席にいることへの嫉妬とかそんなのではなくて、純粋に興味が湧いた。だけどそう思ったのは一瞬で、それ以降はそんなことはどうでもいいって思った。

今、ずっと憧れだったMr.Childrenの公演でアリーナの席に自分も居るという現実が、何よりも幸せに感じたから。

あと15分、あと10分、時間が近づく度に緊張感がフルに増していく...。
久しぶりのこの感覚、3年ぶりだもんな...。

開演10分前から演出上の為か、ステージに薄い白い蒸気が散布され始めた。
そして、あと5分を経過した時、

「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス、間もなく開演いたします。」

そんなアナウンスが流れ、会場から惜しみない拍手が贈られる。

「もう覚悟は決めた...いつでも来い...!」そう思った。


0.Opening

開演時間17:00分を迎えたと同時に、その時報となる「優しい歌」のオーケストラアレンジが流れ始める。

イントロが流れ始めた瞬間、会場が一斉に立席し拍手する。
曲のリズムに合わせて会場が手拍子していて、その光景が頬やましかった。

曲が終わり、モニター演出が始まる。

ベストアルバムにも描写されている男性と女性が登場し、回転扉で出会うシーンが映し出される。

その後、過去のライブ映像やMVの映像が今までMr.Childrenが歩んできた軌跡が映し出された。

もうここで駄目だった。

Mr.Children30年の軌跡を見て、その積み重ねてきたものの重みを感じて、またオープニングの音楽も感動的で、自然と涙が溢れ出る。

多分、泣き出すの早かっただろうなぁ。と思ったけど、周りのことを気にする暇もなかった。

更に過去にリリースされたシングルやアルバムがモニターの画面一杯に広がる演出があり、「自分がお世話になり始めたアルバムやシングルはここからだな」というのを感じながら、考えながら見ていて、好きになった当時のことを思い出してまた涙が止まらなかった。

そして過去のシングルやアルバム達は、回転扉に吸収されていき、オープニングの音楽も鳴り止む。

1.終わりなき旅

オープニングの音楽が鳴り止んだ後、アンプを接続したような音の演出が入る。


その瞬間、あの名曲のイントロが響き渡る。


イントロが流れた瞬間、嬉しさと感動のあまりツアータオルを顔に覆って下向いて嗚咽するほど、本気で泣いた。

そう、自分にとって「終わりなき旅」はMr.Childrenに収まらず、他の全てのアーティストのどの曲を取っても1番好きな曲だ。

そのこともあって、この曲を初めてライブで初めて聴くことが出来たこと、それも1曲目であったことはこの上ないくらい嬉しかった。

やっと顔をステージに向けられても涙で視界がぼやける。

1番が終わった頃に涙が引いてきて、やっとステージの状況が分かった。
桜井さんがブルーフラワーのテレキャスターを弾いていたことを確認することが出来たのもこの時だった。

メインスクリーンに桜井さんとJEN、レフト側のサブスクリーンに田原さん、ライト側のサブスクリーンに中川さんが映し出されているだけのシンプルな演出だった。

それは、2019年のAgainst All GRAVITYツアーのStarting Overの時の演出を見ているようだった。

この曲を1曲目に、現在進行形で演奏しているメンバー4人の姿を映し出すそのシンプルな演出は、「50周年に向けて、これからもこの4人のメンバーでやって行くんだぞ」という強い決意を感じられて、それを考えた瞬間にまた涙が溢れ出た

「どこかに自分を必要としている人がいる」の「自分」を「あなた」にアレンジしているの生で聴けてよかった。

難しく考え出すと
結局全てが嫌になって
そっとそっと逃げ出したくなるけど
高ければ高い壁の方が
登った時気持ちいいもんな
まだ限界だなんて認めちゃいないさ


この歌詞を聴いている時、周りは腕を振ってリズムを取っていたけど、自分は胸に手を当てて聴いていた。それほど心に刺さって、「また頑張ろう」って思える大好きであり、大切な歌詞だ。

誰の真似もすんな君は君でいい、
生きる為のレシピなんてない、ないさ


胸に抱え込んだ迷いがプラスの力に変わるように
いつも今日だって僕らは動いてる
嫌なことばかりではないさ
さぁ次の扉をノックしよう
もっと大きなはずの自分を探す
終わりなき旅

本当に何度この歌詞に救われて生きてきただろう。
ずっと生で聴きたかったフレーズが聴けて、1曲目の時点でもう感無量だった。ここで公演が終わってしまってもいいと本気で思った。

曲最後の「終わりなき旅」の歌詞の部分、2回歌った後に桜井さんのMCが入る。

「どんなものにもきっと終わりはあるのだと、今はそう思ってます。
だからそこ、いつまでもずっと続いていくのを願って、今ある情熱の全てを、エネルギーの全てを音に変えて、声に変えて。
今日、2022年6月18日、ヤンマースタジアム長居、人生最高の音を皆さんにお届けしたいと思っています。最後までよろしく。
僕らが、Mr.Childrenです。」

原曲でのバンドサウンドのアウトロではなく、SUNNYさんによるキーボードアレンジでのアウトロが身に染みた。

最後にまた「終わりなき旅」の歌詞を3回歌い、この曲の演奏が終了した。終始、感動しっぱなしだった。

2.名もなき詩

終わりなき旅の演奏が終わってからすぐにイントロが始まる。

これでもかってくらいの選曲を2曲目の時点でぶつけられて、さっきの涙が嘘のようにテンションが上がった。

前回のツアーでもこの曲は聴けたけど終始、原曲アレンジでの演奏は初めて聴いたから、曲自体を生で初めて聴いたかのような新鮮があった。嬉しかった。

めっちゃノリノリだった。

やっぱり田原さんはブルー色のFenderテレキャスターを握ってる姿が1番似合う。

スライドギターを用いた田原さんによるギターソロ、いつ聴いてもかっこいい。

3.海にて、心は裸になりたがる

3曲目の海にて、はアツい!!
しかもスタジアムでのこの曲は絶対に映えると思ってたから、聴けて本当に嬉しかった。

それと同時に、折角のスタジアムでのこの曲なのに、サビでの「オーオー」のシンガロングが出来ないこのご時世が本当に憎い。そう思った。

沈みかけたオレンジ色の太陽背にして
僕の影が砂浜で踊ってる

ここで桜井さんが、5月10日公演の配信ライブでやっていた例の意味不明なモンキーダンス?をまるで狙ったかのように全力で踊り始める。

会場が笑いに包まれる。

この時、気のせいかもしれないけど踊り始める時に、小さな声で「カモン!」って言ってた気がする。
それもあって以降、この曲中では途中で思い出してツボったり真面目に聴いたり繰り返してた。

青色を基調とした演出が綺麗だった。

4.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~

海にて、の演奏が終わり、JENのドラムリズムが始まる。

「このリズム、もしかして...?」

そう思うと同時に桜井さんの「ワン、ツー、ワンツー、ワンツー」のカウントが始まり、シーソーゲームのイントロが流れる。

予感は的中しました。笑

ずっとライブ、特にこの曲はスタジアムで聴いたら楽しいだろうなぁ、聴きたいなぁって思ってたから、イントロが流れた瞬間「やった!」思わずそう呟いてしまうくらい嬉しかった。

ポップな演出がとても可愛らしい。
50歳超えてるバンドの演出とは思えない、華やかな演出だった。

大サビ直前の特効で、隣の人がビビっていたのがちょっと面白かったです。笑

5.innocent world(半音下げ)

サポートメンバーのSUNNYさんのキーボードソロの演奏が始まる。

これも「もしかして...innocent world...?」

っていう予感を立てることが出来た。

そして桜井さんが話し始める。

「次は僕らの代表曲をやります。
もう何度も何度も何度も何度も、ライブでやってきた曲です。何度もやってきたけど、この曲をやる度に、みんなが笑顔になってくれる。その笑顔を見るのが大好きです。
今日、その大好きをまた作りたいと思います。」

こんな感じのMCだったと思うけど、このMC聞いた時、めちゃくちゃかっこいいって思った。

そして桜井さんがソロで歌い始める。

曲の入りが25周年ツアーの時のアレンジとほぼ同じだ。

最後の大サビで、いつもみんなに歌わせる場面があるけど、このご時世でみんなが声を出すことが出来ない。
だけど、敢えていつも通り桜井さんはここの部分を歌わずに観客に託していた。

会場全体が心の中で歌っていたと思う。

いつか、何に縛られることもなく、また会場のみんなと歌える日が来るといいな。

6.彩り(半音下げ)

(ここでセンターステージへ)

桜井さんの

「ようやくライブというホームグラウンドに帰ってきました。"ただいま"と"おかえり"の気持ちを込めて、音楽とライブとともにある日常を感謝しながら、この曲をお届けします。」

という感じのMCから始まったこの曲。
ただいまとおかえりのワードで「おっ!」ってなりましたね。

そして半音下げでの「彩り」が演奏される。
初めて半音下げで聴いたけど何も違和感なく、結構しっくりくるなと思った。
とても良い。

僕のした単純作業がこの世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が日常に彩りを加える
モノクロのの僕の毎日に
少ないけど 赤 黄色 緑

本当に素敵な歌詞だと思う。
特に社会人の方とか、自分みたいなアルバイト経験者とかは、凄く心に響く歌詞だ。

今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を
取り上げて議論して
少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けてまた小さな庶民

今まで何となく聴いてたここの歌詞、今この社会情勢の中でここの部分を実際に聴いた時、いつもと違う聞こえ方して感心した。

こうやって日常当たり前に過ごせていることの有り難み、日常の尊さ、儚さ。

この曲を聴いている中で、また再認識することが出来た気がする。

自分もこれからの自分の人生、日常の中に綺麗な彩りを増やせて行けたらいいな。
そう思った。

7.口笛

(センターステージ2曲目)

「こんな僕らの現在がもう二度と途切れないようにこの曲をお届けします。」

彩りからの口笛って反則じゃないですかね...。
イントロが流れた瞬間に「わぁ〜!!」ってなった。

恋人出来た時に是非ともライブで聴きたい温かい曲。

そう、この口笛を聴けたことで、自分が生まれた2000年のシングル曲、しかも全て原曲で聴くことが出来て嬉しかった。

Cメロの「子供の頃に夢中で探してたものが、ほら今目の前で手を広げている」部分が歌われる。
ここの部分、今回はファルセットアレンジだった。

そして続いて...

「怖がらないで 踏み出しておいで」

ここの部分、胸にを手当てて聴いていました。
自分は小心者だから、それ故にいつも何かを怖がったり、誰かを疑ってしまったり...
そんなことがあって、その度に自分が嫌だって思ってきたけど、このフレーズを生で実際に聴いて感動して、一歩また前に踏み出してみよう、頑張ってみようって思えた。

Mr.Childrenに生きる勇気を貰えた。

8.車の中で隠れてキスをしよう

(センターステージ3曲目)

時刻が18:00を丁度迎えた頃、薄雲が掛かった空の夕焼け色が強くなるヤンマースタジアム長居の会場。
センターステージの先端に桜井さんが座り、

桜井さんのMC
「デビュー前から僕らが歌ってきた曲をやりたいと思います。
車の運転席で座っている気分で聴いてください。」

これを聞いた時、
「デビュー前?てことはアルバムはEVERYTHINGから...ロード・アイ・ミス・ユー?CHILDREN'S WORLD?君がいた夏?何だろう...」
と、そんなことを自問自答してたらこの曲が始まった。

レア曲で驚きましたね...。25周年ツアーのドーム公演では演奏されていて、もう絶対やらないだろって思ってたからまさかの聴けて嬉しかった。

シンプルなバラード調だけど、切ないメロディラインをしていて、まさに夕焼けの中で聴くにはピッタリな曲だ。
曲を聴く度にこの曲凄いなって思う。
こんなのがデビュー前から既にあって、歌われていたなんて恐ろしいなって思いましたね。

空から差し込む夕陽に照らされた中での演奏で、凄くエモかった。

当初はライブ当日に雨が降ることを望んでいたけど、この曲を歌っている時の会場の情景を見た時に、晴れて良かったなと思い、心変わりした。

9.Sign

(再びメインステージでの演奏)

イントロが流れた瞬間、鳥肌が立ったと同時に「おお...!」と声を漏らした。セトリが豪華すぎる...。

最後にMr.Childrenのコンサートに行ってから3年が経過していて、その間に良かったことや嫌なこと沢山経験してきた。
良くも悪くもこの空白の3年間は、今までの人生で特に濃い時間だったと、そう感じている。

緑道の木漏れ日が君に当たって揺れる
時の美しさと残酷さを知る

残された時間が僕らにはあるから
大切にしなきゃと小さく笑った

終わりなき旅の時に曲最後のMCで桜井さんが、「どんなものにもきっと終わりはあるのだと、今はそう思ってます」と言っていたように、自分がどんなに望まなくても、認めたくなくても終わりが来てしまう時ってあると思う。

好きなゲームだったり、テレビドラマだったり、漫画や小説の物語だったり、人との出会いや今ある人間関係だったり...

だから、終わりたくはないけどいつ終わっても「もっとああいう風にしておけば良かった」という後悔をすることがないように、この曲の歌詞のように大切に1日を生きていきたいなって、聴いていてそう強く思った。

そんなMr.ChildrenからのSignをしっかりと受け取った。

10.タガタメ

このご時世ともあって凄く聴きたかった曲のひとつ。
力強いパフォーマンスにただひたすらに圧倒されていた。

2番の「この世界に潜む怒りや悲しみに〜」の部分でステージのモニターの映像に炎上がる演出がその歌詞の表現を表しているのが良かった。

そして曲が終わった時には感動してまた涙が出てきそうだった。圧巻過ぎた。

11.Documentary film

イントロ無しで桜井さんのソロから始まり、「昨日は少し笑った〜」から原曲通りのバンドサウンドになるアレンジが加えられていた。

今日は何もなかった
特別なことは何も

誰かが言っていたことで、この歌詞を普通に聴けば、何もなかった今日を哀れんでいる様相に聞き取ることが出来るけど、タガタメの後にこの曲が入ることで、何もなかった今日を安堵している様相にも解釈を広げられる点、面白いセトリの組み方するなと関心しました。

枯れた花びらがテーブルを汚して
あらゆるものに「終わり」があることを
リアルに切り取ってしまうけれど

前回のライブから今回のライブまでの3年間、いろんな「終わり」を経験してきたから、この曲はすごく自分の心の中に刺さった。

そして、この曲は大サビでのストリングスの広がり方が、良曲としての限界値を更に超えてくる。
それを実際に聴けて、本当に感動した。

元々大好きな曲だったけど、凄くライブ映えする曲で実際に生で聴いたことで更に好きになった。

ステージモニターの演出で、草が生えて錆び付いた歯車が必死に回ってる演出に切なさを感じた。

次のライブに行くことが出来たら、またその時も聴きたいと思えた曲のひとつだ

12.DANCING SHOES

ステージモニターに大蛇が映し出され、ハートが鎖で縛られてしまう怪しい感じのSEから始まったこの曲。

結構、皮肉要素強めな曲なのに、どこか開き直って前向いて進んでやるって気持ちにもなれる面白い曲。

曲のタイトル通り、モニターにアニメ風の作画演出で女性が踊ってる姿が印象的だった。

この曲もかなりライブ映えする曲。
ただただかっこよかった。

この曲を先頭に、怒涛のダークロック曲繋ぎの幕が開ける。

13.LOVEはじめました

イントロが流れた瞬間、嬉しすぎて両手の握り拳を天に突き上げました。

「LOVEはじめました」というタイトルからは想像出来ない強烈な社会風刺とめちゃくちゃな皮肉と怒りの歌詞が待ち受けてるこの曲なのに、嬉しすぎてテンション最高潮になってずっと1人でニコニコで笑っていましたね。

もうこの曲は終わりなき旅がセトリに入っていなければ今回のライブのMVPでした。

特に演出が圧巻で、本物の炎を何回も噴射させてくるし、黒色ベースのモニターに赤色の「LOVEはじめました」の文字が、横稼働しながら一杯に映し出されてる演出が特に衝撃的だった。

「中高生達が携帯片手にカメラに向かってピースサインを送る」の歌詞の部分で、ステージに向かってピースサイン送るの楽しかったな。

あと、桜井さんが鋭い目つきで睨むような、何かを訴えかけるように歌っている姿が最高にかっこよかった。

桜井さんになら一生睨まれてもいいです()

14.フェイク

イントロが流れた瞬間これもブチ上がった。
今回は原曲通りのイントロから始まっていた。

多分、今までのフェイクの中でもモニター演出トップレベルで凄い演出してたと思う。

曲最後のアウトロの時に、桜井さんが激しく「フェイク」を連呼するアレンジは、HOMEアリーナツアーの時に似ているアレンジで素晴らしかった。

2番サビ前のある歌詞で、桜井さんが全力で腰振っていてエッロ...って思いましたね。

自分も無事に妊娠しました。

15.ニシエヒガシエ

田原さんのギターのイントロから始まり、そのイントロで桜井さんの「プルルルルルルルルルルルルルアァァァ!!!」って叫び声と同時に特効演出。

会場のテンションは最高潮。

この曲はめちゃくちゃ聴きたい!って思っていたけど過去2回のライブともセトリに入らずに逃してる曲だったから、念願の初めてこの曲を聴くことが出来た。

クラブに来ているかのような紫や赤色が目立つ派手派手しい反面、どこか怪しさを感じるライト演出の色使いがこの曲の良さを引き立たせる。(クラブ行ったことないけど)

最高にかっこいい...

もうその感想しか出てこなかった。それほど原曲でもかっこいいのにライブだとトップクラスで映える曲だと思う。

16.Worlds end

はい、今まで行ったライブで全部聴いてます。笑

ニシエヒガシエのドラム余韻からそのまま、原曲のイントロアレンジでスタートする繋ぎが素晴らしかった。

何に縛られるでもなく僕らはどこへでも行ける

コロナ禍でのライブだからこそ、いつも以上に刺さるこの歌詞。
絶対にコロナになんか負けないという強い意思を感じた。

いつもやる曲最後のアウトロで観客とのコール&レスポンスのアレンジがコロナ禍で出来ない点、その部分を桜井さんのファルセットによって、今までとは全く違うアレンジを加えていたのが本当に本当に良くて、正直これからこのアレンジでお願いしますって本気で思ってしまったくらい良かった。

そして、この曲が凄いのは、今まで行った全ての公演で聴いたけど全く飽きなかった、最後までしっかり曲の虜になってたこと。
凄いなぁ。

ここまでの、DANCING SHOES〜LOVEはじめました〜フェイク〜ニシエヒガシエ〜Worlds endの流れ本当に最高だった。めちゃくちゃ痺れて痛快かつ爽快だった。

17.永遠

「新しい曲をやりたいと思います。
この曲も、過去の曲達のように、たくさんいろんな人に聴いてもらって、大きくなっていくことを願って、お届けします。
それでは聴いてください、永遠。」

このような桜井さんのMCでの紹介を経て、始まったこの曲。

本当に歌詞が切なすぎる。

大サビでの大きな桜の木で舞い散る桜の演出が、よりその気持ちを増幅させた。

あぁ、本当に切ない。

最後のアウトロの音が鳴り止んだと同時に、メンバーを移していたステージモニターの映像がスパッと切れる演出も、曲のストーリーを最後まで表現していたんだろうなと思った。

あと、桜井さんの表現力がやばかった。上手すぎる...

18.others

歌詞といい桜井さんの歌い方がエロすぎた。

永遠の後にこの曲、なんかとても安心感を覚えた。
永遠が切なすぎて...

この曲の最大の魅力は1分40秒にも及ぶアウトロだと確信した。
それぞれのパートのフレーズを全力で演奏している彼らを見て、そのプレイングに圧倒されてひたすら無我夢中で見ていた。凄くかっこよかった。
特にJENのドラマが力強くて圧巻だった。

19.Tomorrow never knows

ごめんなさい、今まで演奏された曲達が豪華すぎたためにこの曲の存在忘れてました...

なので、イントロが流れた時に「ああ!まだこの曲やってなかったじゃん!!」っていつも以上に驚いた。

スタジアムでかつ、アリーナで聴くこの曲はいつも以上に感動したな...

大サビのコール&レスポンスの部分、観客ができない分、メンバーが歌っていたのがまた感動を増幅させました。

いつかまたみんなで歌える日が来るといいなって強く思った。

20.光の射す方へ

まさかこの曲が聴けるとは思わなかった!

イントロが流れた瞬間「うわ!マジで?!」って呟いてた。

心の中でサビの部分の「オオーオオーオオー」歌った。
これをスタジアムで声出して歌えないの本当に辛い。

「夏休みのある小学校時代に帰りたい」の歌詞の部分での」かえりつぁ〜〜い!」のシャウトが聞けて良かった。

青色を基調とした演出が圧巻だった。
そして最後のサビの時の「光の射す方へ」と同時に花火特効が打ち上げられ、黄色?オレンジ色?の花火が「パラパラパラ」と音を立てて拡散する様相がとても美しかった。

21.fanfare(半音下げ)

SUNNYさんのキーボードのソロアレンジで次に何が演奏されるか分かった自分も、もう立派なミスチルファンでいいよね?笑

田原さんのギターが素晴らしくかっこよくて、ずっと聴いていられる。

fanfareも特にライブで聴きたい曲の中に入っていたから、やっと自分がいる公演で演奏してくれて本当に嬉しかった。

途中、桜井さんの声が出にくくなったりしていたのが、心配の意味で少し気になった。

それでもしっかり最後まで歌い上げた桜井さんに盛大な拍手を送った。

22.エソラ

久々のキーボードイントロアレンジで最高!!
もうただかっこいい、かっこ良すぎる。

やっぱりエソラの演出って言ったら、ピンク色基調のお祭りみたいな感じの演出だよね。
エソラ演奏してる時のこの会場の一体感を、やっと自分も現地で味わうことが出来て凄く嬉しかったし楽しかった。
間違いなくこの時の自分、いい笑顔してた。

そして最後の大サビのが始まる直前に、「来るぞ来るぞ...」と思った瞬間「パァン!!」と銀テが発射される。
運良く2本銀テを取ることが出来て、そのうちの1本は終演後に、開演前お会いしてくれた方にちょっとしたサプライズであげました☺︎

初めての、しかもスタジアムのアリーナで空から降ってくる銀テを取る経験まで出来て、心の底から幸せな時間を過ごせたなと思った。

23.GIFT(半音下げ)

「このライブをやれるのかどうなのか、ずっと気をもみながら過ごしてきました。だけど、やれることを頭の中に描いて、良いイメージで。そして、どの曲で最後皆さんとお別れを告げようか、感謝を伝えようか考えて、この曲を選びました。この2年間握り締めていた曲です。受け取ってください。」

このMCを聞いた時、正直に「あぁ、もう終わってしまうんだ。」って気持ちが強かった。

だけど、こんなに楽しい時間を過ごせて、こんなに曲を通して励まされて、最高のプレゼントまで頂けて、それを振り返った時に、これ以上は求めたらいけないなって思った。

終わりなき旅では全力で泣いたけど、GIFTで桜井さんの歌声を聴いている時の自分は、ニコニコな笑顔で聴いていた。

降り注ぐ日差しがあってだからこそ日陰もあって
その全てが意味を持って互いを讃えているのなら
もうどんな場所にいても光を感じれるよ

この歌詞に何度救われてきただろう。
自分の人生、どちらかといえば日陰の立場になってしまうことが多かった。だからこそ、この曲のこの歌詞を聞くと、こんなに惨めだった人生も無駄じゃなかったのかもって、一瞬でも前向きにしてくれる。

何回も自分を救ってきてくれてありがとう。

そんな感情が込み上げてきた。

そして最後の方、原曲の歌詞にはないライブの時だけの歌詞

君から僕へ、僕から君へ
最高のGIFTをありがとう。
君から君へ、あなたからあなたへ

Mr.Childrenに出会った時から7年間、ずっとずっと"最高のGIFT"を自分に届けてくれて、こちらこそありがとうって、ここの部分を聴いている時心の底からそう思った。

感謝してもしきれない。自分にとってMr.Childrenは人生そのものなんだなと、この曲の演奏が鳴り止んだ時、改めて思えた。

エソラの時に受け取った銀テの"最高のGIFT"をこの曲が終わるまで握りしめたまま、メンバーがステージ中の方へ帰って行く時には、ありがとうの気持ちを込めてずっと拳を高く上げていた。

En1.HANABI(半音下げ)

アンコールでメンバーが出てきて、桜井さんが語り始める。

「皆さんが聴きたいと思う曲というのはだいたい知っていて、聴きたいんだけどあの曲まだ聴けてないな。というのもあると思います。この会場にいる全員の意見を聞けるわけじゃないけど、次の曲がそんな曲になるといいなと思います。」

そうして演奏されたHANABI。

En.1曲目をHANABIと誰が予想出来ただろう。

しかも自分自身、SENSEアリーナツアーのDVDが好きで、その中でも半音下げのHANABIが特に印象に残っていたから、いつかは生で実際に聴いてみたいなって思っていたことが今回、この30周年ツアーという舞台で実現したことが本当に嬉しかった。

笑っていても泣いて過ごしても
平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでる
その声は今君にも聞こえていますか?

毎度のことだけど、ここの歌詞が本当に心に刺さる。

初めてMr.Childrenのライブに行った重力と呼吸ツアー2018年11月17日では、ここの歌詞を聞いて大号泣したの今でも鮮明に覚えてる。

今回はこの曲で泣くことはなかったけど、やっぱりここの歌詞は凄くいいなって思った。

「もう一回もう一回」。

 En2.生きろ

「僕ら、もっともっといいステージが出来るように、更にいい音を、声を目指していきたいなと思います。
どうか次にライブをやる時は、マスクを外して、皆さんのでっかい声を歌を聴かせてください。
それまでみんな元気で。きっとこの2年間大変だったけど、ここからまた、強く、たくましく、楽しく過ごしていけたらなと思っています。
そんなメッセージをそのまま曲のタイトルにして、最後お届けしたいと思います。
今思っている気持ちをそのまま伝えます。生きろ!」

このようなMCで、この公演最後の曲である「生きろ」が演奏された。

最後の力を振り絞って、心削る歌い方をする桜井さんに、ただひたすら釘付けになっていた。

次第に燃え盛る湧き上がる
想いは今も変わらねぇ
夢にまたがったまま
そこからまたひとつ強くなる
失くしたものの分まで
刻まれた傷を道標にして行こう

半世紀(50周年)を見据えている、彼らの強い決意を感じられるここの歌詞が本当に大好き。

そして今、いろいろと変わらなければならない境地に立たされている自分自身、この歌詞に強く背中押され、勇気付けられている。

毎回駄目になりそうって思った時や、これから何かを成し遂げる時によくこの曲を聴いていて、リリースからまだ3ヶ月も経っていないのに、既に沢山自分に寄り添ってくれる、無くてはならない存在になっている。

こんな素晴らしい曲をまた作ってくれてありがとう。Mr.Children。

全ての曲が終わった後の最後の挨拶で、メンバー全員の声が聴けて良かった!何気に田原さんと中川さんの生声聞くの初めてでした。笑

メンバー紹介の時に、桜井さんがSNNNYさん、JEN、中川さん、田原さんをいつも通り紹介して、最後に田原さんが、

「たまには紹介させて?ボーカル、ギター、その他諸々、(ここで会場笑いが起きる)
桜井和寿!」

って紹介していて、その後、桜井さんが嬉しそうにニコニコして「ありがとうございます」って言ってたのが可愛かった。
田原さん好きからしたら、この紹介を聴くことが出来たの嬉しかったな。笑

メンバーが両サイドのステージを回って感謝のお礼を行う時間があった。JENが置いてけぼりにされてるの面白かったな。笑

そして最後に桜井さんが、

「今日はありがとう!最高の夜でした!
次のライブをする予定はまだないけど、またライブをする時にここにいる皆さんとお会い出来たらいいなと思っています。それまで元気で!気をつけて帰ってください!またね!」

という言葉を残してメンバーはステージから去り、2022年6月18日ヤンマースタジアム長居公演は終演しました。

今回のツアーは、コロナ禍で開催されるのか分からず、去年からツアー発表までの間、不安で不安で仕方なくて、しかも就職活動真っ只中なのもあって、開催されたとしても自分自身が参加出来るのかも不透明だった。
今年の1月にツアー開催とツアータイトルと公演の詳細が発表され、ドーム公演は迷うに迷って断念し、スタジアムのファンクラブ先行から応募をかけた。

スタジアムから全ての抽選かけて当選したのは1公演のみ。

このツアーを通して、久々にライブに参加できた喜びもそうだったけど、それ以上に「1公演行ける有り難み」をしみじみと感じるツアー期間だったなと思いました。

このツアーを通して、6月18日の公演を通して、沢山の素敵な音楽の花束を届けていただき、本当にありがとうございました。
その素敵な花束をしっかりと受け取ることが出来た今、また次のライブで会えるその時までの生きる糧にしようと思います。

本当に楽しいライブ当日の1日、ツアー期間中の半年間でした!ありがとうございました!!

2022年6月18日(土)ヤンマースタジアム長居
・セットリスト

1.終わりなき旅
2.名もなき詩
3.海にて、心は裸になりたがる
4.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
5.innocent world
6.彩り
7.口笛
8.車の中で隠れてキスをしよう
9.Sign
10.タガタメ
11.Documentary film
12.DANCING SHOES
13.LOVEはじめました
14.フェイク
15.ニシエヒガシエ
16.Worlds end
17.永遠
18.others
19.Tomorrow never knows
20.光の射す方へ
21.fanfare
22.エソラ
23.GIFT
En1.HANABI
En2.生きろ

計25曲
総公演時間:3時間20分


それではまた☺︎

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