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ライブ配信業界の変遷と今

認知度の上昇と共にキャバクラ化が加速する配信アプリの現在、業界に未来はあるのか。

初めまして、このブログの管理人をしております結城と申します。ライブ配信業界に二年以上関わって来ており、配信アプリに配信者を紹介する代理店の仕事や、実際に各アプリで課金をする一般のリスナーとしても活動してきました。このブログではライブ配信アプリの実態に関して、著者の実体験と口コミを元に記事を書いて行く予定です。配信に関する知識に関しては、一般の方よりは比較的あると思うので参考にしていただけましたらと思います。

初めにですが、三回の記事にまたがって「ライブ配信業界の変遷と今」というテーマでまとめていこうと思います。配信アプリに関して詳しく理解をしていただくため、配信アプリは今までどういった会社があったのか、どのような流れで今の状況になっているのかを著者の知識と経験から説明させていただきます。

*あくまで一個人の意見と考察に過ぎないのでご理解下さい。

本題を説明をする前に、そもそも配信アプリとは何なのかの説明です。本ブログでお話をする配信アプリとは、リスナーからの課金をメインとした所謂投げ銭アプリの事を指します。その意味で配信サイトの代表格である「ニコニコ動画」やツイッターユーザーをメインとした「twicas」などはこのブログの内容には含まれません。(正確には両者とも投げ銭のシステムはありますが、収益のメインではない為今回は省かせていただきます)

こういった投げ銭型配信アプリの特徴としては、ニコニコ動画やtwicasなどの配信サイトと比較すると配信者の配信内容がキャバクラやホストを彷彿とさせる仕事的な一面が強いです。

理由はいくつかあるのですが、メインの理由としては、基本的に投げ銭型の配信アプリは配信者を「公式ライバー」という名目で、業務委託の形で成果に応じて給与を支払う仕組みで採用をしているアプリが殆どだからです。

一般的に配信というと、「ニコニコ動画」や「twicas」の方が知名度が高いです。こういった配信サイトは知名度が高い為、プラットフォーム側が配信者を集めなくても勝手に配信者が出てくる状況です。ここ数年「youtuber」という言葉がかなり一般化しましたが、動画サイトといえば「youtube」、配信サイトといえば「ニコニコ動画」「twicas」という考えが普通かと思います。

一方、このブログで紹介させていただく配信アプリは一般的に知名度が低く、かつサイトではなくスマホアプリだけのものが殆どです。すでに知名度の高い配信サイトがある中で、リスナーが少ない配信アプリで配信を始めるメリットはありません。よって新規でリリースする配信アプリは、既存の配信サイトとは明確に違うメリットが必要となります。

それが、仕事としての配信です。

どういう事かを説明する前に、そもそも配信者が配信をするモチベーションが何かを考えたいと思います。私が考えるこの要素は大きく2点です。

①承認欲求を満たす為(寂しさを紛らわす為)

②お金を稼ぐ為

細かい事を入れると他にもあるとは思いますが、基本的にはこの二つに分類されます。①の承認欲求を満たす行為は、どれだけ多くの人にちやほやされるかが大事なため、ユーザー数が多いニコニコやツイキャスでの配信を選択する方が多いです。有名なキャス主とかになってくると同時に500人が視聴するといったケースも見られます。

次に②のお金を稼ぐという面ですが、こちらもニコニコやツイキャスの有名生主になるとかなり稼ぎます。昨今インフルエンサーという言葉を耳にする機会が多いですが、有名生主はまさしくインフルエンサーです。彼らは企業から商品紹介の案件などを受け、その相場は媒体にもよりますが、1フォローワー1円などとも言われています。つまりインスタで10万人フォローワーがいる方が、数秒程度の商品紹介をストーリーにあげる事を月に5回しただけで50万円稼ぐ事になります。

また、ニコニコ動画には有料チャンネルがありますが、メンタリストで有名なdaigoは登録者数が6万人いるようで、単純計算でも月に3000万円ニコニコ動画で稼いでいるようです。daigoのyoutubeチャンネルは非常に面白いのでオススメです。

https://www.youtube.com/channel/UCFdBehO71GQaIom4WfVeGSw

ここまでの話を聞くと、配信アプリでの配信を選択するメリットはないように感じます。では何故配信アプリでの配信を選択するのか。次の記事にて説明します。

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