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【感想】デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章

※前章、後章両方のネタバレを含むので要注意でお願いいたします。








偉い人なんかいない。
普通の人と、偉そうにしてるクソ野郎がいるだけ。

この言葉が凄く好きでした。

でも、総理がそう言っていた事実なんて、国民は露知らずですよね。
僕も、偶然映像として見せてもらえただけで。

このストーリーの中にも、1回も描かれなかった人物が沢山いるでしょうね。
大切な人がいたり、過酷な運命を辿っていて、
そして、本人の気持ちとして全く報われることもなく、
爆発に巻き込まれて亡くなったような人物が。
…比較するのも変ですけど、門出やおんたんに負けないくらい、
映画にもできるような人生ストーリーを誰にも知られずに送っていた人物が。

助かった人も、亡くなった人も、総じて運。
この映画で描かれていたのは、自分の中の「正義」に従うだけのクソ野郎達と、
そして彼らの行動の結果、無限の世界線から偶然選ばれた1つの結末、
それだけだと思います。

そんな中から1つ、ここに焦点を当てよう、と今回の映画で選ばれたのが
誰かを守る」ことを何よりも拘り通した人達、
ということなのでしょうか。

おんたんの兄、ひろしのセリフですが、
前章の中ではこの言葉が凄く好きでした。

この現実を生きるために、いや、
生きたいのであれば、
こんなのはどうですか?
という1つのアイデア、ということなんですかね。

後章のEDが始まった瞬間、
「え、これで終わり??」と拍子抜けしてしまいました。
理屈じゃなく、湧き上がった感情がこれでした。正直に言いました。

ただ、その後に帰り道で
「ドラえもんみたいな、永遠のマンネリズムの物語に慣れすぎてるからなのかな…」
と思い直しました。
永遠のマンネリズムか、この現実か、の2択が経験値として大きすぎるからかも。

(↑永遠のマンネリズム、という言葉はこの考察動画で登場していて気に入っています)

僕はただの素人の一視聴者なので、
この映画の制作陣がこの終わり方を描いた、ということをそのまま受け止めて、
あとは自分に投影して自由に解釈して楽しむのがいいんだろうな、と思います。

なのでこんな風に考えました、という感想でした。

他の感想としては、グロいシーンが苦手なので見ててちょっと辛かったです
あとBEAVERまとめは好きでした。


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