DeepavaliとDiwaliの違い
Deepavaliとはシンガポールのインド系の祭礼で休日となる(中国語では屠妖節)。2020年は11月14日の予定となっている。以前(2016年)、テレビの華人向けチャンネルではインド系シンガポール人が中国語で意味を解説していた。字幕にもあるように光を以って暗黒=悪を駆逐する意味がある、とのこと。他民族の言葉を解す人が媒介となり民族間理解に寄与、またそういう場がある、いかにもシンガポールである。
また、シンガポール在住のインド人同僚が以前、「シンガポールのDeepavaliはインド系の休日だけれど、インドでは公的な祭日がその次の日で、一日異なるのはなぜなのだろう?」と言っていたのを思い出した。また、別の北インド出身の同僚もこの休暇のシーズンをDeepavaliとは言わず、Diwaliと言っていた。これはなぜなのか。
調べてみたところ、北インドではDiwaliと呼ばれ、南インドではDeepavaliと呼ばれ、シンガポールでは南インドからのタミル系移民が多いためにDeepavaliと呼ばれている、つまり南インドの習慣に従ったものだそうだ。
休日が異なることについても、北インドではこのDiwaliに伴う一連のイベントが5日に渡って行われその3日目がDiwaliと呼ばれるが、南インドでは北インドのDiwaliの2日目にあたる日からDeepavaliがスタートし、その初日が休日となっているようだ。
また、これもインド系同僚から聞いたのだが、なぜ南インドの方が一日早いのかという問いに対しては、暗黒を駆逐する光の神が南のスリランカの方から北上してきたためそれに合わせてタイミングがずれているのだという。
Deepavaliが近づいてきたらぜひシンガポールやインドにいるインド系の知人にこの話題をぜひ振ってみてください。あれ、君、インドに興味あるの?とちょっと饒舌にDeepavali/Diwaliについて語る知人が見れると思います。
[出典]
・インドで地域により祭日が異なることについて
http://publicholidays.in/diwali-deepavali/
・DeepavaliとDiwaliの違いについて
http://www.deepavali.net/
(↑在外インド人の数についても言及あり、在シンガポールは40万人、オマーンの次に多く、フィジーが次に多いんですね。)
http://www.hindu-blog.com/2007/10/difference-between-diwali-in-north.html?m=1
※カバー写真はURA Singaporeより
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