読書ノート「男の編み物 橋本治の手トリ足トリ」

橋本治「男の編み物 橋本治の手トリ足トリ」

「わからないという方法」で、紹介されてる本。簡単にわかるものを書いてたまるかとばかりに、超分かりにくいというか、まわりくどい編みものの編み方の本(笑)橋本治が編んだセーターを着て、モデルで登場してるのが超若い糸井重里や野坂昭如!

編みもののやり方を覚える時、簡単に手っ取り早く覚えたいと人は思う。

普通の編みものの本なら、どの人が着るにもみんな同じ編み図でその通りやれば、素敵なセーターができると書いてある。

この本はそんな教え方はしてない。

自分で考える、自分で手を動かして体得しなさいと書いてある。手っ取り早く学びたい人にとっては、とても不親切なんだけど、学びとは本来そうゆうもので、めんどくさくて根気がいること。

この本読んで、編みものを覚えるのを試してみようかと思うけど、分量が多すぎてくじけそう‥。

下記引用

「早い話が、〝自分なりのテキトー〟を見つけるということができるようになるということで、そして〝自分なりのテキトー〟を見つける1番の早道は、いっぺん失敗してみるーそして、その失敗の結果を愛してしまうということにあるんです。

私があァだこうだと言えばやあなたの頭は混乱するだろう。混乱すりゃ失敗するだろう。いっぺん失敗した上でもういっぺん読み返してみれば、あなたはもっとよく筋道がのみこめるだろうということなのです。

混乱してください。失敗してください。

そして、それをそのまま投げ出さないでください。そこからあなたの個性が生まれるのです」


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