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新型コロナ(COVID19)まとめ~D・プリンセス号~ ことの発端・船内の実態(前編)

皆さん、こんにちは!

今回も日本初新型コロナの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号(以下D・プリンセス号)」にフォーカスを当てていきます。
全体の流れは前回の記事で説明したので、今回から細かい状況を書いていきます。

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本記事の目次です!

1, 感染者確認時点)1月25日

2, 船内待機要請時点)2月5日

3, 船内待機要請直後の船内の様子)2月5日~

4, クルーズ船の感染者、死亡者数が日本国内の統計と別で計上される理由

5, DMATの起用)

6, 船内の様子)2月10日前後

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1,感染者確認時点)1月25日


1月25日にクルーズ船を下船した香港人男性80歳が、新型コロナに感染したことが判明します。

男性は横浜から乗船し香港で下船しました。(船内のメディカルセンター受診歴なし)

初めて感染者情報が乗客にアナウンスされたのは、1週間後の2月3日でした。

香港人の発表を受け、厚労省が3日から乗客37人に対する検疫を実施し、それまでクルーズ船は横浜沖に停泊していました。

検査対象となった37人は、船内初感染者の香港人男性と接触した人およびその同室の方々です。


2,船内待機要請時点)2月5日


2月5日に37人に対する検疫の結果が判明し、厚労省がウイルス検査の結果が出た乗客乗員31名のうち 10人(日本人3人、外国人7人)に感染が確認されたと発表。

残りの乗客乗員に3711人に対し、船内隔離への方針を示しました。 


この時点で全員を下船させる意見もありましたが、下船させた後の待機場所を確保できないことが、船内隔離を決断する根拠の一つとなりました。


3,船内待機要請直後の船内の様子)2月5日~


しかし、隔離後の具体的な対策は不透明で、発表後も船内では食堂は共有され、職員はマスク着用していませんでした。船内で食事会や劇鑑賞なども通常通り行われ、大きく混乱様子はないとみられていました。(乗客ツイッター書き込みより)


しかし、熱発患者が日に日に増えていき、人手不足で船内の医療体制が切迫していきました。2月7日のみで感染者が41人増え感染者は計61人となりました。 


4, クルーズ船の感染者、死亡者数が日本国内の統計と別で計上される理由


少し船内の様子から離れますね!

 日本のコロナ感染者等に関するグラフを見ると、注釈に【クルーズ船の感染者を除く】と書かれていますよね。クルーズ船の感染者は、日本国内の感染者とは別でカウントされています。なぜでしょう?

 2月6日に日本政府がWHOに、クルーズ船分を「その他」に分類するように要請したことによります
 

当時日本の新型コロナ感染者数は、クルーズ船分を含めると中国以外での国のうち感染者数が最多になり、経済•観光に影響がでると判断したからのようですね 

この件は私以前から疑問に思っていまして、ちゃんと根拠があるんだなと感心していました( ;∀;)


5, DMATの起用)

船内の医療現場が切迫する中で、助っ人を呼ぶことにしました。

船内の医療従事者は、DMATという災害派遣医療チームを起用することにしました。

DMATは東日本大震災や秋葉原通り魔事件など、主に自然災害を専門に活動していましたが、感染症に対する出動は前例が無く、彼らにとっては未知の領域でした。


6, 船内の様子)2月10日前後


船内では、コロナ以外の薬不足や常備薬切れなどが発生し、心筋梗塞などの基礎疾患を訴える人も増えていきました。供給する薬が不足していたわけではありません。政府は船内の薬不足解消のために十分な量の薬を船内の医療センターへ届けていました。しかし、慢性的な医療チームの人手不足に加えて、各乗客に対応する薬の確認作業に手間取っていたため、引き続き船内の薬不足は続いていました。特に外国人に対する日本の薬剤は、適合しないものが多くありました。

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今回はここまです。ここで書いた記事内容から、さらに詳しく知りたいという方は是非ご自身で検索してみてください(^^) 

記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!
 

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