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CO2排出量について

民主党政権時には「25%削減」といっていた。今回菅総理が気候変動サミットで「46%削減」と発表した。
ただ、基準時点が異なり、大小関係がよくわからなかったので、ざっと調べてみた。
※民主党政権時代のマニフェスト
「二酸化炭素」 2020年までに1990年比で25%削減(2005年比で33.3%削減)
※菅総理の気候変動サミットでの発表
「温室効果ガス」2030年度までに 2013年度比46%削減
主語が違うが温室効果ガスの90%以上は二酸化炭素が占めているので二酸化炭素ベースで見積もる。
参考)日本のCO2 排出量の推移


1990年 1164
2005年 1293
2013年 1317
(単位:100万トン)
よって民主党時代の削減目標は
1990年 1164 の25%減 ⇒873 
(2005年 1293 の33%減⇒866)
現政権の従来の削減目標
2013年 1317 の 26%減⇒975
菅総理の発表した目標
2013年 1317 の 46%減⇒711
(単位:100万トン)
(ゴールの時期は違うが)、今回、目標値としては、民主党政権時より積極的な数字を出していることがわかる。
民主党時代の約870という目標値は、2013年度と比べると約34%減に相当する。
今までの目標「26%減」を起点に、民主党の「34%減」を横目で見ながら、「大きく踏み越えた」と言えるところを探っていったら「46%」が「おぼろげながら浮かんできた」というのが実際のところではないかと推測します。

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